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タモリ式入浴法を実践中~ゴシゴシ洗わないで2ヶ月経過

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今朝は20度。銀杏の木は実を付けてドングリも地面に転がっています。鳴いているセミはツクツクボウシだけ。ここに来て東京も一気に秋らしくなってきた感じです。

銀杏の実

管理人はまだ無職で失業保険受給中の身。求職中のプー太郎です。仕事しない時期が長引くと精神的にも肉体的にも弛みが出てきそう。仕事する・しないでは緊張感が全然違いますね。

仕事してないのだから通勤もないし同僚にも会わない。エチケットなんか気にする必要もない。そんな時期だからこそ試せたことが(タモリ式入浴法)=「お湯につかるだけの入浴法」です。

石鹸でゴシゴシ洗わない→(汚れが落ちない)(悪臭の原因になる)(ベトつきがとれない)(不潔だ)、管理人はずっとそう思っていました。いや、ほとんどの人がそう思っているはず。

毎日、当たり前のようにタオルに石鹸を付けて泡まみれになってゴシゴシと身体を洗いました。これ、小学生の頃から50年以上続いた常識習慣です。既に一種の儀式みたいになっています。

長い年月の習慣になっていた儀式だから、石鹸でゴシゴシ洗わないとダメという固定観念が強いです。「お湯につかるだけの入浴」で果たして(身体を洗ったこと)になるのだろうか?

そんな疑問と抵抗感から始めた「お湯につかるだけの入浴法」を開始して2ヶ月が経過しました。7月から始めた真夏からのチャレンジでしたが、結論から言うと全く問題はなかったです。

真夏の猛暑の中で汗でベトベトになった体を、石鹸でゴシゴシと洗わずに乗り切ったということになります。正確に言うと(汗でベトベトにならなかった)から乗り切れたという感じ。

「お湯につかるだけの入浴法」にしたら油系の汗が出なくなり、日常の汗がサラッとした水のような汗に変化。そして体臭(加齢臭や脇の下臭等)も激減。あまり臭わなくなっています。

とにかく管理人には凄い効果です。幼少の頃から刷り込まれた常識が間違っていると思い知りました。そこで改めてメカニズムの考察とメリット・デメリットを整理してみました。

「石鹸を使用」して(バイ菌)(汚れ)(皮脂)(汗)を洗い流して清潔にする、というのが一般的な常識。「石鹸」で皮膚上にあるものを全て洗い流すのが入浴の目的になっています。

ところがそれが大きな間違いの勘違いであるようです。皮膚上のバイ菌や汚れだけでなく良いものまで洗い流してしまうから問題。大事な「皮膚のバリアー層」も洗い流してしまうのです。

バリアー層に存在する常在菌は酸性の膜を作って外界の汚れやアレルゲンから肌を守る働きをしています。でも石鹸ゴシゴシ入浴は肌を守る常在菌や必要な皮脂を洗い流してしまいます。

その結果、肌はノーガード状態になります。そこでノーガードの肌を守るために皮脂等の分泌が過剰に出てくるようになります。それが時間の経過とともに肌にベトベト感を発生させます。

バリアーを綺麗に除去してしまうから、バリアーを再構築するために過剰分泌の体質になる。よくよく考えると本当に悪循環なことです。大昔は毎日石鹸ゴシゴシ入浴はなかった。

江戸時代は石鹸ではなくて米糠を袋に入れて擦っていたとか。それも毎日の入浴ではなかったらしいです。現在の入浴法とは全然違います。どうやら現代の入浴法に問題があるようですね。

ところで(お湯につかるだけ)でバイ菌や汚れのほとんどが落ちるそうです。石鹸とタオルでゴシゴシするのはやり過ぎだとか。ゴシゴシやり過ぎると肌を弱めたり傷めたりするらしい。

「お湯につかるだけの入浴」ですが、管理人の場合は100%お湯だけの入浴ではありません。固定観念が強く残っているので、精神衛生的にソープを部分的に使うようにしています。

皮脂が多く出そうな場所や臭いが気になりそうな部分は、何となくお湯だけの洗浄では抵抗感があります。ですが「皮膚のバリアー層」を根こそぎ落とすようなアルカリ系石鹸は使いません。

そこで(股下・脇の下・首筋・耳の裏・顔・頭皮)だけは、「皮膚のバリアー層」を残すアミノ酸系ソープで優しく手洗いしています。タオルやスポンジで体をゴシゴシ擦りはやりません。

タオルを使わないので手の届かない背中は2ヶ月間放置していることになります。そして手が届く(股下・脇の下・首筋・耳の裏・顔・頭皮)以外の場所もあえて擦ったりはしません。

お湯につかっている間はじっとしています。浴槽内で肌を擦る人もいるようですが、垢や汚れが浮くと家族にお迷惑がかかるのでやりません。引き続き家族の何人かが入浴しますのでね。

入浴の手順をまとめますと、(お湯に10分程度つかって)(アミノ酸系ソープで一部手洗いして)(シャワーで流して)(拭いて終わり)です。全行程は約15分から20分程度で完了です。

参考までに洗髪は1日おきにアミノ酸系シャンプーで行っています。お湯だけで行うシャンプーも流行っていますが、さすがに髪の毛と頭皮だけは普通にシャンプーしたいです。

本当は1ヶ月に1回位の洗髪でも問題ないらしいけど、それも抵抗ありありで実行出来ないでいます。元々毎日洗髪していたので、1日おきから2日おきと少しずつ間隔を開けて慣らす予定。

さて、2ヶ月間やってみてのメリットは①入浴時間の短縮②湯冷めしない③汗がサラサラになる④加齢臭や体臭の減少⑤ゴシゴシ洗わなくても肌がスベスベ、ということを実感しています。

①の入浴時間の短縮は意外なメリットでした。タオルに石鹸ゴシゴシの作業がないだけで、面倒臭さもなくて簡単で楽です。ゴシゴシ洗わないから背中が痒くなる、なんてこともありません。

(ゴシゴシ洗う)のも(お湯につかるだけ)も体が乾いてしまえば何も変わらない。体が乾く前は何となく若干のヌメリ感が残ります。ですから入浴直後の「スッキリ感が無い」のです。

入浴直後は「スッキリしてサッパリする」というのが入浴の大きな醍醐味の一つです。その醍醐味が半減するのは残念なところ。この点が今のところの唯一のデメリットだと感じています。

それと他人には堂々と言えない入浴法です。何人かに話したら(顔をしかめられて)「汚いなぁ」という印象を与えてしまいました。誰にも言わずこっそりと続けたほうが平和ですね。

「お湯につかるだけの入浴法」、あなたもやってみてはどうでしょうか?代謝の盛んな若い世代の人には微妙ですが、代謝の落ちた50歳過ぎた年代の人にはオススメしたいです。

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