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霊山歩 ~マンネリズムの彼方へ

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粉瘤の除去(後編)~術後の患部写真と経過状況・傷口が醜く残ってしまった!

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粉瘤についての後編です。手術後の傷口は「湿潤療法」で治していきます、と担当医師から説明があった。手術で開けた穴が自然に塞がるように「湿潤療法」を実行しなくてはならない。

近年は傷口を消毒して乾燥させて(かさぶた)にして治す方法は間違いとされているようだ。昔は傷を負ったら「消毒」が必須の最優先の処置だった。それが誤った処置だったとは驚きだ。

「創傷の治癒と言うものは細胞を培養する様なもの」というのが最新の考え。浸出液(怪我をすると滲み出てくる体液)は傷を治すために必要な成分がたくさん含まれているらしい。

その浸出液にまかせて傷口を治す方法が「湿潤療法」という。だから傷口を(消毒しない)(乾燥させない)ということが大前提。消毒をすると傷を治す成分も無効にしてしまうらしい。

乾燥を防ぐために患部に軟膏を塗ってガーゼで蓋をするか、又はキズパワーパッドを貼り付けてケアする。キズパワーパッドとは傷口を常に浸出液で覆われるようにした絆創膏のようなもの。

傷パワーパッド装着

(軟膏+ガーゼ)処置は面倒なので、キズパワーパッドにして3日に1回交換する方法にした。しかし、この記事を書いているのが手術して13日目だが、一向に傷口が塞がる気配がない感じ。

傷口

病院でもらったプリント「くりぬき法による手術後の傷の処置に関してのご案内」によると、(術後2-4週間で穴がふさがっていきます)とある。既に約2週間経過している。回復が遅い。

プリント1

治りが遅いとケアが面倒だ。それとキズパワーパッドが肌に合わないようで、絆創膏負けして吹き出物が出来ている。傷口が痒いと思っていたら、実は絆創膏負けの(かぶれ)だった。

傷口の治りよりも周辺の(かぶれ)が痒くて気になってきた。粉瘤は隠れて見えない部分だったのだから、従来の切開手術にして1週間で完治させるほうが正解だったような気がする。

手術後の傷口の痛みについては、患部に触らない限り極端な痛みはなかった。いや、ほとんど痛まなかったという表現が正しいかも。痛み止めは(念の為)1日だけ服用しただけだった。

(※手術1か月後と半年後の経過報告と患部写真を、この記事の最後のほうにまとめてあります。お伝えしなくてはならない大事な部分ですので、是非、目を通していって下さいね。)

ところで粉瘤の手術でも保険金が請求出来るようだ。保険会社により扱いは異なるが、加入している都民共済の総合保障型は「粉瘤手術」も対象の疾病だった。でもそれには条件がある。

手術の診療報酬点数が1,400点以上じゃないと対象外になる。粉瘤手術の点数は露出部は最低1,660点から始まるが、露出部以外の3cm未満の粉瘤は1,280点だから対象外となるのだ。

露出部以外の3cm以上は3,230点となり保険金対象となる。今回は胸の位置だから露出部以外。見た目が2cm位の大きさだったが、袋が大きかったようで3cm以上6cm未満が適用された。

点数表

穴を3箇所開けられたけど、おかげさまで保険金対象の手術となった。管理人の場合は1回の手術(5,000点以下)で3万円が支払われるようだ。しかも1箇所毎に3万円が出るとのこと。

2年半前の50歳代なら5万円が支払われたらしい。もう少し早くやっておけば、もっと得をしたようだ。クソ~!・・とりあえず都民共済に手術の報告をして申請書類を送ってもらった。

保険金申請書類で病院からもらうのは診断書ではなくて「点数確認書」だった。診断書発行は5,400円が必要になる。でも点数確認書は3,240円の支払いでOK。安いほうでありがたい。

面倒だったのは病院の対応だった。診断書について(電話での対応は行っておりません)ということが明記されている。URL記載がありインターネットから申込みするようになっている。

プリント3

それで(ネットから申込み)(支払い手段を決めて支払って)(郵送のやりとり)となる。管理人はクレジットカード決済して、共済からの書類と切手を貼った返信用封筒を郵送した。

この(電話での対応は行っておりません)についてだが、これには色々と問題があると思う。後から分かったことだが、この病院は質問や相談の連絡がしたくても直通電話番号がないのだ。

実は手術後の翌日に聞きたいことがあって、フリーダイヤルと領収書の一般電話の番号に電話をしたが、つながる先は同じ予約のコールセンターだった。電話の相手は単なるバイトだと思う。

詳しい話を聞いてもチンプンカンプンで「担当から折り返し連絡させます」という回答。(手術した病院に直接の電話連絡が出来ない)というのは違和感しか感じない。どうしてなんだ?

しかし、たぶん、またこの病院を利用すると思うので、これ以上の疑問提起は止めます。手術といっても粉瘤ごときに神経質になっても仕方ない。結果的に治ればいいのだ!

短時間でサクサクっと手術をしてもらえることは、捨てがたい最大のメリットだと思う。診療と支払いで何時間も待たされる総合病院がアホらしく思えます。病院選びは正解でした。

以上で粉瘤除去のレポートは終わりにします。粉瘤の手術は簡単で日帰りOKで、条件が揃えば保険金も請求出来ます。粉瘤でお悩みの方はソッコーで手術除去することをオススメします。

・・・・・↓後日談です・・・・・・手術後40日の経過と半年後の状況です。この粉瘤の記事はアクセスが多いので、その後の経過も追記することにしました。参考にして下さい。

①その後の傷口ですが3箇所の穴のうち、1箇所は15日・もう1箇所は25日で塞がった。残る1箇所は40日目でようやく塞がりつつある。この穴の回復の時間差はなんで生じるんだろうか?

②手術後の半年後の患部写真をお見せします。患部の1箇所は2か月位ジュクジュクしていたので、治りが良くなかったようです。3箇所の穴のうち、一つだけは黒い点となってしまった。

半年後の患部

しかも患部全体が盛り上がっていて、触るとしこりのように固くなっている。粉瘤除去前よりも傷跡が目立っている。治りが悪い(遅い)と感じた時に病院に行くべきだったかも知れません。

不思議なことに2箇所の穴は痕跡もなく消えている。最後まで治らなかった穴が、そこだけカサブタになって固まったような感じなのか? パッと見、治っていないオデキみたいで困ります。

半年後の患部のアップ

こうなるのが分かっていたら、くり抜き法ではなくて切開法でやったほうが良かったようですね。切開法ならば縫い痕は残るけど、早く完治して患部の盛り上がりは発生しなかったと思う。

それと粉瘤が大きく、穴が3箇所あったと判った時点で(くり抜き法)選択は無理があったのかも知れない。色々と悔やまれます。そんなこんなで次の手術はちょっと躊躇しています。

ところで、粉瘤が「再発」して盛り上がった可能性も?・・医師の話では再発することもあると言っていた。でもブヨブヨではなくて固いしこりなので、粉瘤の再発とは違う状況だと思う。

粉瘤の盛り上がりの内容物は体液カスだから、コチコチに固くはならないはず。これは患部の皮膚の皮が厚くなったような感じだ。治りが悪かったので、組織が異常な状態で再生したのかも。

粉瘤の除去を考えている方は、「くり抜き法と言えども、治りが悪いと傷口が醜くなる」ということを覚悟したほうがいいです。そして、なかなか傷口が塞がらない時は素人判断は危険です。

1か月しても傷口が塞がらない時点で、再検査してもらうべきでした。その時に適切な処置を施してもらっていたら、盛り上がりも黒点もない綺麗な術後患部になっていたと思います。

患部の塞がらない穴を長期に渡り放置した結果が、このような見た目になってしまった。本当に残念。自分自身の判断ミスです。このようにならないように、皆さんは気を付けて下さいね。

たかが(粉瘤の除去)と甘くみていたから、こんなことになってしまった感じです。とにかく判断を誤り通院再診を怠ると、管理人のように傷口が見っともないことになります。

手術後に何か違和感が生じた場合は、すぐに医師に相談して診てもらいましょう。そして適切な処置をしてもらって下さい。そうすれば酷いことにはならないはずです。

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