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霊山歩 ~マンネリズムの彼方へ

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座間9遺体遺棄事件について~アパートの管理会社と大家さん

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座間9遺体遺棄事件は凄いことになっていますね。管理人の仕事は賃貸アパートの管理なので、その目線から見ると大家にとっても最悪の状況になってしまいました。

あの状況だと事件の部屋は当分の間は貸せない。他の部屋も気味悪がって引越する入居者が後を絶たないはず。それでも都心なら家賃を下げれば何とかなるけど、辺鄙な場所だと期待薄です。

報道だと家賃が1万9千円位と元々安い地域なので、家賃を下げても意味ないだろうな。ましてや事件の部屋は一生貸せないと思う。事件の部屋は契約時に重要事項説明で説明義務がある。

賃貸マンションやアパートは部屋で病死されても重要事項説明書にその旨を記載して説明しなくてはならない。単なる病死でも部屋で亡くなった場合は借りる人がなかなか出てこない。

ましてや「9人の猟奇殺人事件のあったお部屋です」と説明されて入居する人はいないはず。「9人の猟奇殺人事件のあった建物です」の説明でも遠慮してしまうことだろう。

管理人は山手線沿線内のアパートやマンションを管理しているのだが、前入居者が亡くなった部屋を借りる人は今までに(新興宗教入信者)か(外人さん)しかいなかった。

何か熱心に宗教を信奉している人は(私は守られているから大丈夫)(安ければ契約します)というノリです。そんな人と契約して病死部屋に入居してもらったことが3回ありましたね。

中東系の外人さんも(安ければ我慢します)という感じ。イスラム教の人って幽霊を恐れない人が多いような気もする。過去に2人と契約して病死部屋に入居してもらったことがあります。

山手線の駅から徒歩5分位のワンルームお風呂付の物件なら、何か事件があったり人が死んだ部屋でも4万円台なら決まります。上記の部屋は5.5万円を4.7万円に下げたら決まりました。

今まで幸いにして管理物件での殺人事件や猟奇事件はありません。とりあえず管理人はラッキーでツキがあったのでしょうね。入居申込時の審査では分からないことが多すぎます。

今回の容疑者も執行猶予中の前科者だったわけですが、単なる不動産会社では申込者が前科者かどうかを調べる術がない。申込書では仕事と職場と収入に現住所と親族くらいしか分からない。

それと金融のブラックがあるかどうかを調べるまでが精一杯。また近年は個人情報保護法という法律で個人情報が守られているので、情報を得ようとする側にとっては不利なことが多い。

そこで本人との面談形式の契約を行いますが、僅かな時間でその人の本質を見破ることは出来ません。実際に(良さそうな入居者)が「とんでもない奴だった」という経験は多々あった。

人間誰でも目的の為なら(演技)しますから。自分の印象を良く見せようとするのも、短時間なら皆さん簡単にやってのけます。今回の容疑者も演技して印象良くして転居したのでしょう。

ですから(ちょい悪程度だと)入居前に入居者の本質を把握することは不可能です。事件の加害者で実名報道で新聞沙汰になった人はネット検索で出てくることもありましたけどね。

しかし9人を殺して死体を切断して肉を削いで捨てたようですが、それで普通でいられる状況が不思議でなりません。死臭が充満している部屋の中で生活が出来る感覚も理解出来ませんね。

普通の感覚では、あの死臭なんて絶対に味わいたくない。容疑者は神道でいう「穢れ」(けがれ)という存在なのかも。「穢れ」ても平気で全く意に介さない。そんな世界の人だ。

ちなみに江戸時代の平和な時代の武士は穢れるのを避けるために、抜刀して人を切るなんて滅多にしなかったそうな。もっともっと昔は公家が穢れたくないから武士に戦をやらせたわけです。

血を見て貧血起こしたり気分が悪くなったりするような人は、「穢れたくない」というDNAレベルの記憶が入っているのかも。ところが容疑者はまるで逆。先祖は公儀介錯人(拝一刀)か?

まぁ冗談はさておいて、今回の事件の一番の被害者は殺された方々ですが、それに準じる被害者は建物の大家さんだと言えます。この物件は当分の間は家賃収入は見込めません。

もし大家さんが高齢者の方で家賃収入で生計を営んでいるような人なら、今回の事件のために路頭に迷うことになるでしょうね。それはそれで気の毒なことになってしまします。

また収益物件の不動産投資として見た場合でも、まだ新しいアパートだから投資したばかりとすれば最悪です。ローンで建てたのに事件が起きて家賃が減収したらローンが払えなくなります。

いずれにしてもアパートの価値は無くなったも同然になるので、大家さん(所有者)の資産も一瞬にして地に落ちてしまったということに。話題にはならないけど気の毒な酷い話です。

犯人が捕まっても浮かばれないのが大家さんですね。不動産収益物件にはそのようなリスクもあるということを忘れてはいけません。しかし今回の大家さんは凄くツイてない人ですね。

こんな事件の舞台になる不動産の所有者になる確率なんて、宝くじの1等を当てるのと同じ位ではないでしょうか。このような猟奇殺人事件は日本全国で50年に1回もないでしょう。

占いを学んだ者として思うことは、大家さんも大きなマイナスを消化しなくてはならない何かがあったからそうなった。残念ですが成るべくしてなってしまったという感じだと思います。

勿論、殺された被害者の皆様方も成るべくしてなってしまった。自殺願望の(死にたい)という強い気持ち(そのネガティブなマイナスエネルギー)が現実になったということです。

管理人が学んだ理論では(双方に理由がある)ということ。このような事件は加害者だけが一方的に責任があるわけではなくて、被害者にもその悪を引き込むような原因があったということ。

このへんの見解は一般的な法律とは異なります。昔は(いじめっ子は悪いけど)(いじめられる子にも原因がある)と教えられたものです。それって言えてると思いますけどね。

管理人も退職まで2ヵ月になりました。それまでは管理物件が平和でありますように、お願いします!

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