チャンピックスの服用を中止したので禁煙外来を約7週間で卒業。身体からニコチンが抜けて肉体的な禁断症状が無くなったので、ここから先は「絶対に吸わない」という意志力だけです。
禁煙して半年位はすぐに吸いたいという精神的な禁断症状は続きます。この我慢するということだけは気持ちを強く持つしかありません。我慢力の発動だけはしばらくは必須になります。
ちなみに、吸いたいという衝動が完全に無くなるのに5年かかりました。今は吸いたいという欲求や衝動は全くありません。現在の喫煙者は肩身が狭いのでやめて正解でしたね。
禁煙すればヤニやタールで汚れた身体が浄化されて薔薇色の人生が待っていると期待していました。しかし意外なくらいに精神的メリットは実感出来ない。何もメリットがないような。
もっと解き放たれるような能力向上が得られると思いきや、逆に能力が低下したような部分もある感じ。いや、能力が明らかに低下していることが多く感じるなぁ。これは残念に思う。
とりあえず、メリット・デメリットをまとめたので参考にして下さい。下記の精神的なデメリットはつい最近まで感じていました。今は克服して喫煙した頃と同じ感じにまで回復しています。
(禁煙続行して良かったこと)→①タバコ代が不要になり無駄な出費がなくなった。(その後タバコの値上がりもあったので現在の価格だと月に2万円の節約になります)
②タバコの煙や臭いで他人を不快にさせることがなくなった。衣服のタバコ臭がなくなった。③外出時に喫煙所を捜す手間がなくなった。タバコやライターも不要だから少し身軽になった。
④禁断症状に悩まされないから気分的に楽に。電車やバス・飛行機内や映画館等でもイライラしない。⑤数分おきにしていた乾いた咳が出なくなり、痰も減少して口内がさっぱりする。
⑥疲れ難い身体になった。ダルさも軽減された。長時間車の運転をしても疲れない。⑦一服するタバコタイムがなくなり時間に余裕が出来た。1日2時間の余分な時間が生まれた。
(禁煙して微妙になったこと)→①頭が完全に覚醒しないような感じ。頭の中に薄い雲がかかったような、1枚ベールがかかったような感じ。スッキリのキレキレ状態にならない。
②思考にキレがなくなったような。アイデアも思いつかないような、ちょっとボケてしまったような感じ。③体重増加(6年間で7kg増)。食事の量は変わらないのに増えてしまった。
④禁煙直後から今までなかった膝痛・腰痛が発生。後から気が付いたのだが左足の静脈瘤も発生。もしかして、タバコ(ニコチン)って鎮静効果があるのかも知れない。
箇条書きにするとメリットだらけだが、精神的能力の低下は重大なる一大事。それと膝や腰の痛みが急に表に出てきたのもまさかの想定外であった。
そこで素人なりに色々と考えてみた結果タバコを肯定するつもりはないが、事実として「タバコ(ニコチン)は脳への覚醒作用がある」ということだと思う。
一般的には喫煙者はタバコを吸った時に覚醒状態が正常になり、吸わない時間が長くなると覚醒状態が低下するという説明を受ける。(実際に禁煙外来ではそのような説明を受けた)
だから禁煙してニコチンを排除すると常に正常な覚醒状態が続くとの説明。でも禁煙してニコチンを排除しているのに正常な覚醒状態に戻れない。現実は違うのですよ。
本当のところはそうではないようだ。タバコすると超覚醒になり時間が経過すると反動で、覚醒超低下状態になるというのが事実であろうと思う。これも等価交換のプラス・マイナスだ。
超覚醒状態の時に思考が研ぎ澄まされてアイデアやヒントが浮かぶのだろう。逆に超低下状態が頭をモウロウとさせたり、口元のシビレ等の禁断症状を発生させるようだ。
タバコに痩せ薬のダイエット効果があるのは周知の通りである。管理人は食事の量は全く変わらないのに禁煙後に太ってしまった。痩せるにはさらに一工夫が必要になりそうだ。
よって禁煙したから食欲が増して多く食べて肥ってしまうだけはでなくて、タバコ(ニコチン)の痩せる効果がなくなったからの体重増も考えなくてはいけない。
近年、スポーツ界でタバコ(ニコチン)をドーピング違反にするかどうかの議題になっているのも、前述のような効果が認められているからということです。
次回は禁煙のまとめ編、禁煙後の傾向と対策をお話します。
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