昔から「老化は足腰から」「歩けなくなったら衰えるのも早い」とか言われています。「歩く」という行動は健康維持の基本中の基本です。歩くことは脂肪を燃やす有酸素運動でもあります。
最近の研究では歩幅を広くとって早く歩くような訓練をすることで、認知症の発症を抑える効果があるという結果も報告されています。歩くことでボケ防止なればありがたいですね。
管理人は健康法として①ウォーキング②ヨーガ③睡眠(早寝)を実行して、④食事の栄養に気をつけて⑤食事で摂取出来ないものをサプリメント等で補うようにしています。
振り返ると40歳代後半からは頻尿や肩こり・冷え性等が気になるようになってきました。さらに体力の著しい低下を実感しましたね。力仕事をすると筋肉痛で悲惨なことになりました。
ちょっとした崖の斜面を登るだけで汗だくで息が切れてしまう始末。気がつくと若い頃とは全然違う別物の身体になっている。これが老化現象なんだと実感させられましたよ。
中年になると老化現象が進みある程度の不調は仕方ない?当初は全て加齢の老化現象のせいにして諦めていたような気がします。でもそれは認識の誤りだと最近気づきました。
若い頃に比べると生活習慣や運動量が違います。歩かない・スポーツやらない・いつも同じ姿勢・etc。これでは体力が低下して不健康になるのは当たり前。単なる運動不足だったりして。
それまでは運動系の健康法は一応ヨーガをやっていて「ヨーガさえ続けていれば大丈夫」という認識がありました。ところが体力は少しずつ無くなる一方です。このままではヤバい。
ヨーガだけでは足りないようです。そこで、50歳代後半に改めて自分の毎日の生活パターンを見つめ直してみることにしました。考えてみると、基本的に疲れることはやらない性格。
当時は登山やハイキングなどには出かける趣味はなかった。もっぱらネット閲覧や音楽を聴いたりのインドア専門の休日の生活でした。運動は会社への通勤で歩くだけのような。
電車通勤はしていたけど歩数にすれば往復3,000歩程度。健康維持に奨励される歩数の1万歩にはほど遠い数値。もしかして不調の原因は老化ではない。鍛え直せば調子よくなるかも!
肩こりも冷え症も代謝が落ちて血の巡りが悪くなっているのが原因のようだし、代謝を上げるには運動を行って筋肉を付けてやればいいらしい。そこでヨーガへの疑問が生じる。
今までやってきた健康法のヨーガって一体何なんだ?効果は?これ、誤解されるといけないのでちょっとだけ触れておきます。人間の身体を機械に置き換えて説明してみますね。
機械って実際に動かさないと調子が悪くなります。その機械を動かすというのが人間が運動する行為に相当します。そして機械は時々点検整備をして油を注いだり磨いたりします。
そのメンテナンスに相当するのがヨーガやマッサージです。ヨーガは潤滑油みたいなものですか。食料(栄養)はガソリン等の燃料でサプリメントは添加剤に相当。
ですからヨーガをやって身体をメンテナンスしても、メンテナンスだけでは足りないのです。積極的に運動しないとダメなのです。運動して体力や筋力を付けないと老化が進むのです。
ヨーガでは筋肉を効果的に付けることは出来ません。何よりも人間は歩くために2本の足があるのですから、それを積極的に使って歩くことが簡単な有酸素全身運動となります。
歩けば歩くほど足腰の筋肉もしっかりして代謝も上がります。ただ歩くだけだからとても簡単なこと。運動不足だなぁ、と思う方は先ず外に出て歩いて下さい。
初心者の方は最初から無理すると長続きしないので10分程度の散歩からでOKです。マイペースでのんびりと少しずつ時間を増やしていくような感じ。
歩幅や速度なんて気にするのは先でいいので、とりあえず歩きましょう。次回はウォーキング開始時の注意と靴のお話しをします。
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