若い頃ですが登山の計画を立てて実行することに意義を感じていた時期がありました。
決めた日に山に行くことが目的というか、その山に登頂することが主目的という感じでした。
ですから天気予報は二の次で先ずは登頂を目指すといったスタイルでしたので、ついてないと3回に1回は雨降りの中を登山をした記憶があります。
それでも困難を乗り越えての登頂は達成感が得られて、それはそれで絶景は観れなくても満足な休日の過ごし方でした。
最近は山に行く目的が絶景鑑賞と自然の美を味わうためという方向に変化したので、天気予報で曇りや雨予報がある場合は日程延期又は中止にしています。
ですから今日のタイトルの「雨具」はほとんど使わないのだけど、それでも山間部は天気が急変することがあって10回に1回位はお世話になることがあります。
その山の天気に備えてハイカー(山を歩く人)は雨具は必ず持参するというルールがあります。これは昔から言われていることなので管理人も毎回持参しています。
昨年友人と山に出かけた際に途中で小雨が降ってきた時のことです。管理人は「防水透湿性素材」の登山用の雨具を着用。友人は何と!コンビニで調達した雨具でした。
↓登山用雨具を着用・リュックは55L
友人は曰く「雨具なんて雨が浸みて濡れなければいいんだから何でもいいんだよ」とのこと。値段も1,000円位らしい。単なるビニール製か?
雨具を着て歩いたコースはずっと登りでしたから雨具の中で体温もそこそこ上昇しますが、気温が15度位だから管理人としてはちょうど良い感じでした。
ところが友人は雨具の中が汗だくでビショ濡れになっています。まるで大雨の中を雨具なしで歩いたような濡れ具合です。そして蒸れの極致という感じで暑いらしい。
皮肉にも雨具着ないで歩いたほうが濡れなかったような感じす。さすがに友人も限界を感じたようで、全行程の1/5のところでリタイヤです。
上の峠でテント泊の予定でしたが序盤に体力を消耗し、さらに体調不良で風邪気味になったので安全を考えての断念となりました。
ということで、運動をするために着用する雨具は「防水透湿性素材」でないと意味がないということです。
(水蒸気は通すけど雨は通さない)→(汗蒸れは逃がすけど雨は浸みてこない)という「防水透湿性」を考慮された「素材」でないと汗だくになります。
コンビニや100均のは「水蒸気も雨も通さない」というもの。そんなものを着て運動したら汗だくのベトベト・びしょ濡れになるのは当たり前ですね。
では「防水透湿性素材」の雨具ならば蒸れないのか?と問われれば、答えはNOでやはり蒸れることは蒸れます。蒸れが軽減されるというのが正確な言い方かも。
その「防水透湿性素材」の雨具ですが、一番蒸れない素材はゴアテックスを使用している雨具です。そして一番高価な雨具もゴアテックス素材使用です。
各メーカーは自社でゴアテックスに対抗する素材を開発して少し安い雨具を販売しています。管理人はゴアテックスではなくてベルグテックというミズノの雨具です。
管理人はゴアテックス製のジャンパーとベルグテックのヤッケを持っているのでその2つの違いはわかります。やはりゴアテックスのほうが蒸れないのは確かです。
↓左ゴアテックス 右ベルグテック
ハイキングや登山の雨具を検討する最低条件は「防水透湿性素材」のものにするということです。間違ってもコンビニや100均のものは選んではいけません。
そして「防水透湿性素材」のどれを選ぶかはあなた次第です。
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