黒菱リフト・グラードリフトを乗り継いで八方池山荘に到着。
ここから1時間30分程度で八方池に行ける。標高1,800mだが森林が全くないから太陽光を遮るものがない。晴れている日は紫外線対策と熱中症対策は必須だ。
トイレはこの場所以外に30分先にも設置されているらしい。有りがたいが観光地しているということでもある。自然のままが好きな管理人には微妙なところ。
ハイカーの女性数人が防虫ネット付の帽子を被り顔を防護している。この時点ではそれが何のための対策なのかは見当もつかなかった。
歩いていると頭虫みたいな小バエのような虫が付きまとってくる。(これを防護するための防虫ネットか?ちょっと大袈裟だなぁ)と思いながら歩く。
案内図に(八方池の先は登山の装備が必要)と書いてあるが、八方池までの道も石がゴロゴロしていて一般の登山道とほとんど変わらない。
八方池を目指すだけであっても「トレッキングシューズ」は必要です。間違っても(革靴)や(ハイヒール)なんかでは来ないようにして下さい。
↓鹿島槍・五竜・唐松・不帰嶮
しばらく歩くと前方に鹿島槍・五竜岳・唐松岳・不帰嶮が見えてくる。そして左側には浅間山から八ヶ岳に南アルプス、右側には白馬連峰で360度の大パノラマだ。
近くで見ると北アルプスは尖っていて薄刃という感じで迫力があるけど怖い感じ。南アルプスは尾根がだらだら続いて裾野が広くて柔らかい感じ。同じアルプスでも全然違う印象だ。
↓浅間山から八ヶ岳
そして第二ケルンのあたりで富士山の頭もはっきりと見えてくる。でも空は曇っている。偶然だけど友人の戒名「雲開院」の通り雲を開いて「雲開」になっている。凄い景色だ。
↓八ヶ岳/富士山/南アルプス
さらに進むと木道となり雪渓(残雪)が現れる。その先にそびえ立つ不帰嶮(かえらずのけん)が圧倒的な存在感を放っている。北アルプス特有の尖って険しい雰囲気だ。
池の手前の高い場所にひっそりと「飯森神社奥社」が安置されている。きっと冬は雪で埋もれてしまうことだろう。
八方池付近はちょっと風が強くて池が波打っている。だから池に写り込む白馬岳の撮影は鏡に映ったようにくっきりとはいかない。ちなみに八方池の実物は意外に小さかった。
八方池でプチ休憩して「唐松岳」に向かうが、途中で暗くなってきて雨が降ってきたのでUターンして引き返すことにした。
南西側の唐松岳方向は暗くてヤバそうだが、帰路方向の北東側は比較的明るい。上から見る八方池はさらに小さく見える。その向こう側の遠くには雨飾山~妙高山。
今にもザーっと降りそうな気配であったが、一瞬ポツポツきただけで天気が崩れることはなかった。唐松岳を目指すべきだったかとちょっぴり後悔する。
とりあえず八方池山荘に戻り昼食にしよう。
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