獅子口小屋跡付近で微妙にハンガーノック状態になったので一息入れることに。
おにぎり1個とおせんべい2枚に麦茶をお腹に入れる。いつもなら甘い物も食べるところだが、甘い物系を制限しているので仕方ないです。
登山で甘い物を食べない試みは今回が初めて。この件については「砂糖摂取制限」の報告として健康カテゴリーの中で詳しく話しますね。
ここから先はきつい登りとなります。今までが平坦だったと勘違いさせるような急坂が続きます。
勾配傾斜がきついので滑り防止のため丸太が階段状になっていて、普通の山道よりも地味に脚力を消耗させられます。
眺望もない木々に囲まれた急坂をひたすら上ります。救いは鳥の可愛いさえずりと時々出現する可憐な花々です。
何度か汗を拭き水分補給をしたり撮影したりでゆっくり着実に歩を進めると、ようやく明るい尾根に飛び出ることになります。
今までとは打って変わって頭上に遮るものがない明るいカヤトの道です。ここまでの辛い急登の疲れを忘れさせるような爽快感です。
でも直射日光をモロに浴びる状態になるので、日焼け防止のため急いで帽子を着用してその場を後に。
そこからも勾配がきつい登りが部分的に出現して汗をかきますが、時々見える遠くの景色を楽しみながらの歩きになります。
途中で遠方に雪を被った山が見えました。もしかしたら谷川岳かな?赤城か?
前方の上の方から人の声が聞こえてきて「あぁ、ここを登れば頂上か」と確信。それまでに偽物ピークがありましたから・。
山頂は結構な人で溢れています。
ここまですれ違ったり同じ方向を歩いたひとは僅か5人と静かな山旅でしたが、山頂付近には30人位が休んだり写真を撮ったりして賑やかな感じでした。
奥多摩でも人気のある山ですから当たり前といえば当たり前ですけど、いい感じの休憩場所は空きがない状態ですので写真だけ撮って退散することにしました。
まずまずの天気でしたから「富士山」「雲取山」は観ることが出来ました。眺望が良いのが「川苔山」の特徴ですから天気に恵まれて良かったです。
とりあえずカヤト尾根に出た地点まで戻りそこで昼食としました。誰もいない自然の息吹だけ感じる場所でゆっくりとランチです。帰路については往復コースですので省略します。
奥多摩地域は(秩父多摩甲斐国立公園)の中にあるので一応「国立公園内」ということになります。
奥武蔵は人と山との深い関わりを感じる地域でしたが、奥多摩は国立公園ですから手厚く保護をされている深い山並みの地域という感じです。
また自然を大切にしている地域ですから、山に入ると自然のパワーに圧倒されそうな雰囲気があります。
今回の「川苔山」も自然のパワーに満たされた大変雰囲気のいい山でした。良かったです!
コメント
コメントはありません。