「東吾妻山」ひがしあずまやま1974,7mに登ります。浄土平駐車場から(東側が吾妻小富士)で(西側が浄土平湿原から東吾妻山)になります。
これからのルートは「浄土平湿原」→「鎌池」経由→「東吾妻山」です。「吾妻小富士」から浄土平駐車場に戻りその先の「浄土平湿原」に入ります。
「浄土平湿原」は木道が整備されていて湿原の雰囲気抜群だけどお花が咲いてない。7月中旬だから終わってしまったのかな?お花のない湿原は撮影対象にもならない。
見るべきものが何もない湿原を後にして鎌池を目指す。途中から上り勾配になりしばらく歩くと「吾妻小富士」を上から見れるポイントがあった。ここから見る姿は富士山のそっくり。
そう、この姿の吾妻小富士が小さい頃の記憶にあった写真のものです。でも何か違う。記憶では山肌の緑は無かったような。褐色の山肌の荒れ果てた感じだけが印象に残っているのだけど。
そして間もなく白山石楠花(はくさんしゃくなげ)が出現。凄い、木道の左右に(これでもか)という勢いで咲き誇っている。まるで出迎えてくれているようだ。
高山植物は梅雨時期に咲く花が多いです。でも梅雨時期は雨降る日が多いのでハイキングする日も限られる。色々と条件がある中でこの白山石楠花はタイミングがピッタリ。
管理人は登山中に最盛期の石楠花の花を見たことがなかったので感動の一言しかありません。咲いている期間の最盛期に重なったことは凄いラッキーなことです。
石楠花の群生地帯から別れを告げて少し歩くと「鎌池」に到着。空はどんよりとしていますがウグイスの声が響き渡り(高原の楽園)というのに相応しい光景。何か平和を感じます。
「鎌池」から先はいよいよ「東吾妻山」への登山開始となります。「東吾妻山」は東北の山らしい柔らかい丸いフォルムです。この角の無い柔らかい感じは新鮮で魅力的です。
途中で木道が終わり普通の登山道となります。勾配もきつくなり最後に丸太の階段を登りきって頂上へ。雲の多い日なので遠くの景色は見えません。
頂上は先客が2名だけでゆっくり昼食をとることが出来ました。山頂は木々がなくて日光を遮るものは何もありません。真夏の長時間休憩は無理ですね。
隣の「西吾妻山」は日本百名山ですが頂上は木々に囲まれて眺望ゼロ。景色を楽しむならこの「東吾妻山」です。それでは記念撮影をして下山します。
さて、福島の山のハイキングは今回が生まれて初めてでしたが、管理人のホームの関東甲信越の山々とはまた違った魅力を感じました。
浄土平は一切経山の活火山や吾妻小富士の見た目が荒々しい反面、湿原や東吾妻山の柔らかく丸いイメージが同居しています。荒々しいけど不思議と怖くない印象。
吾妻連峰は丸く柔和な連なりが心地よく目に映り、山々に温もりを感じてしまうような雰囲気です。いきなり福島の山のファンになってしまったみたいです。
次は安達太良山か磐梯山に行きたいですね。それと浄土平付近の別の湿原も訪れてみたい。また来よう!
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