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霊山歩 ~マンネリズムの彼方へ

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DIYでのエアコン交換③/室内機の取外し・取付け

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前回はエアコンガスを室外機に封じ込める「ポンプダウン」をやって、室外機を安全に外す作業を行いました。次に室内機を外します。室内機を外す前に配管の撤去をどうするか考えます。

室内機に付いている配管撤去の方法は3通りほどあります。①長い配管を付けたまま室内機を外す方法②配管テープを剥がして冷媒管を外す方法③配管全部をまとめて金鋸で切断する方法。

①長い配管を付けたまま室内機を外す方法は、曲がった配管を真っ直ぐにして室内機を引っ張ります。これは配管の穴との摩擦も大きいし、作業範囲も広くなり実用的ではありません。

②配管テープを剥がして冷媒管を外す方法は、時間がかかるけど一番おすすめ。③配管全部をまとめて金鋸で切断する方法は、配管等を再利用しないのならてっとり早く面倒なくていいです。

管理人は電気ケーブル・ドレインホースを再利用するために、2台は②の配管テープを剥がして冷媒管を外しました。もう1台は③の配管全部をまとめて金鋸で切断して分離させました。

既存の配管にカッターで切り込みを入れると中身が露出します。中身は冷媒管(2本)にVVF電気ケーブルとドレインホースです。冷媒管接続部分は室内機本体から約30~40cmにあります。

冷媒管接続部分

室内機が壁穴に接している場合は冷媒管の接続部分が外壁から10~20cm位外側に出ているはず。この接続部分をモンキーレンチで緩めると、太くて邪魔な数mある冷媒配管が外れます。

室内機の接続部分

電気ケーブルは室内機直結なのでそのままでいいです。ちなみに室内機が壁穴に接してない場合(室内側も配管されている場合)は、接続部分が室内側の室内機から40cm付近にあります。

切断した配管切断写真

↑参考までに配管を金鋸で切断したパターンの写真も載せておきます。どちらも室内機外しの足かせとなっている太い冷媒配管を、室内機から切り離す作業に変わりはありません。

冷媒配管を外したら室内機本体の冷媒管を穴に沿って真っ直ぐに矯正します。穴から出ている配管を真っ直ぐにしないと、配管が穴を通らないので室内機は外れません。

室内ユニット取付図

室内機は図の通り据付板に引っ掛けてあるだけ。室内機は据付板の上部に引っかかっていて、下部にも引っかかっている。実はこの据付板から室内機を外すのが一苦労なのです。

室内機を(上に持ち上げて)上ひっかけ部から外して、(傾けて)下ひっかけ部から外し、室内機を手前に引っ張ります。これを脚立に乗って室内機を抱えながらやらなくてはならない。

実際にやってみると配管のせいで室内機の上下の動きが制限されてしまう。室内機が思うように持ち上がらないのだ。ここは気合入れて力任せにやるしかないです。

そうそう、一番古い家具調エアコンの取外しは大変で時間の消費も半端なかった。外してから分かったことなのですが、それは据付板が上2箇所しかビス固定していない手抜き工事でした。

室内機を持ち上げて傾けて外そうとするも、据付版も一緒に傾いてしまう。何度やっても外れてくれなかった。何で上しか固定しないのか?下も固定しろよ!これには泣きそうになった。

前の業者が手抜き工事するものだから、長い時間に渡り悪戦苦闘を余儀なくされましたね。それでもコツを掴めば簡単に出来るのだろうけど、DIYではコツを掴む頃に終わりになります。

取外後

室内機を外すと配管を通す穴の外壁と内壁の隙間が露出します。緑の線はBSアンテナ線です。想像していた通りで壁の隙間はゴキブリが出入りしそうな感じ。絶対にスリーブを付けないと!

外壁と内壁の隙間

しかし何度も言うけど、これを見てスリーブを付けない業者の常識を疑うなぁ。気密性の低い木造だとネズミや虫の出入りはウェルカム状態。我が家は幸いにも鉄骨造だからネズミはいない。

ここからは新しいエアコンの取付作業となります。基本的に取外し作業の逆の手順を行います。①据付板取付②室内機に電気ケーブル接続③室内機取付④室内機に冷媒配管とドレイン接続

⑤配管テープ巻き⑥室外機に冷媒配管接続し電気ケーブルを接続⑦真空引き⑧ガス開放⑨コンセントを挿して試運転、という流れになります。素人が取外し取付けを1人でやるのは大変です。

管理人はカミさんにちょっとだけ手伝ってもらいましたが、1台の取外し取付けで丸1日かかってしまいました。初めての作業で手探り状態ですし、体力の消耗も半端じゃなかったです。

さて、既存エアコンの据付板を取外したら①新しい据付版を水平に取付けます。水平出しについては水平器は使わず、天井下の桟(さん)と平行になるように測りながら取付けました。

新しい据付版

据付板にはそれぞれ配管穴の位置の指定があるので、そのマーク位置に合わせて固定します。下地は土壁でしたが何とかコンクリートビスで固定出来ました。この作業は電動ドリル必須です。

スリーブを通しても内壁とスリーブ管がピッタリ合わない。若干の隙間がある。これを埋めないと「ゴキブリ」のシャットアウトは出来ない。勿論、その隙間は粘土パテで完璧に埋めます。

室内機を据付板に取付ける前に②室内機の端子台に電気ケーブル(VVFケーブル)を接続させます。室内機の全面パネルを開けると右側にネジ固定で閉まっている端子ボックスがあります。

端子台カバー

ネジを緩めて端子ボックスを開けます。端子台には黒白赤の色分け表示になっています。電気ケーブルを本体後ろから回して、3芯の黒白赤を端子台の黒白赤の色に合わせて挿し込みます。

端子台に挿し込み

設置する室内機はドレインホースが根元からヘタっていたので、根元から長いものに付け替えました。そして壁穴を通す冷媒管を穴の方向へ、室内機本体と直角方向に向けます。

室内機の冷媒管を直角に

冷媒管の角度調整や曲げは優しくゆっくり丁寧に、という感じでやります。一気に力任せに曲げると円柱が変形して部分的に細くなったりします。管理人もやってしまいました。

壁穴の中をスムーズに通すためドレインホース・電気ケーブル・冷媒管をテープで巻いてまとめます。この状態で先に長い電気ケーブルとドレインホースを壁穴にある程度通しておきます。

そして室内機取外しの逆の手順を行います。(室内機を抱えて脚立に乗り)(配管を壁穴に突っ込んで室内機を上に持ち上げ傾けながら)(据付板に室内機を引っ掛け)ます。

配管を穴に突っ込むと配管が固定されるから、簡単には上に持ち上がらないし傾けられない。そうなんです、取外しと同じで室内機が上に上がらないから据付板に上手く乗せられない。

外に出した冷媒管

試行錯誤の上、とりあえず③の室内機取付けが終わりました。ここまでで結構ヘトヘトになっているワタシです。腕がダルいよ~!・・次回は④配管接続から⑨試運転までをアップします。

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