コロナウィルスが再び感染拡大しています。特に管理人の住んでいる東京は1日の感染者が400人を超える日も出てきた。おかげさまで東京だけGOTOトラベルから外されてしまいました。
7月の4連休から夏休みにお盆休み・・9月にはもっと感染者が増えていることでしょうね。そうなると、さらなる自粛を求められるのかなぁ?どうにも窮屈な気分になっていけないです。
最近では「騒ぐほど(日本人には)大したことはない弱いウィルスである」だから「コロナなんて風邪にかかったのと同じだと思って普通に生活すればいいんだ」という話も聞こえてくる。
確かに日本人は死亡率が極端に少なく、重症化しない人が多いのも事実。欧米諸国の惨状は日本には当てはまらない。そのへんの状況を国もマスコミもようやく分かってきたみたいですね。
日本人のインフルエンザ感染数は毎年50万人超え。新型コロナウィルス感染者は8/9現在で約4万8千人。死亡率は新型コロナウィルス感染者の約3倍。インフルのほうが数倍も怖いですね。
それでもコロナウィルスは高齢者や持病のある人は重症化しやすいので、高齢者や病人のいる家庭は注意するしかないです。かく言う我が家にも95歳の義母がいるから気を付けています。
だから立場的にも自粛せざるを得ない。それで近場で密にならずに楽しめる遊びを物色。・・で、ヤル気になったのが「夜のウナギ釣り」です。何と、都会の川で天然ウナギが釣れるらしい。
荒川・隅田川・江戸川・・どこでも「ウナギが釣れる」という情報があった。絶滅危惧種の日本ウナギが普通に釣れている。しかも素人がコンスタントに!これには目が点になりましたね。
この情報を目にしてからは下らぬ妄想が始まり、頭の中がウナギの蒲焼だらけになっている自分を発見。たくさん釣って好きなだけ食べられると、都合の良いことばかりを考えてしまった。
我ながら年甲斐もなく単細胞のおバカですねぇ。自分に対して呆れますな。まったく!・・ウナギが釣れるのは川と海。数狙いは下流から河口域で、中流域でもそこそこ釣れているようだ。
ただし、問題はそのへんの川で釣れたウナギが食べれるのか?食べれるとして美味いのか?ということ。結論として荒川のウナギは食べられるようだ。他の川は場所によっては食べられる。
それで重大な問題を発見!信じられないことなのだが、3.11の福島原発の放射能の影響がまだ残っていたのだ。川底のヘドロに国の基準値を超えたセシウムがまだ残留しているらしいのだ。
利根川下流のウナギは国の基準値超えのセシウム検出で今年は食用禁止になっている。江戸川下流も2018年に基準値超えのセシウムを検出されたウナギを捕獲。その年は食用禁止になった。
隅田川も曲がりくねった場所の流れが悪いので、集積した汚染泥が流されずに残っているらしい。荒川河口付近や東京湾奥も海底の泥は流されてきたセシウムが堆積しているようだ。
巷はコロナウィルスばかりを取り上げるけど、河川の積極的除染もやってもらいたいと思う。セシウム云々なんて全く取り上げない、テレビやマスコミの姿勢には改めてビックリです。
基準値は100ベクレルですが、100ベクレルだと危険で99ベクレルだと安全というのが行政の見解。こちらにしてみれば99も100も同じに感じる。30以下にならないと安全とは思えない。
これらを踏まえて素人なりに推測すると、下流~河口~湾奥は50~90ベクレルの汚染された魚が多くいるはずだ。50ベクレルを二匹食べれば100ベクレル?そう考えると怖いです。
こんなことを知ってしまうと、食用を目的とする釣りは下流~河口~湾奥は出来ないですね。季節はハゼ釣りの最盛期が近い。河口や湾奥はハゼ釣りで賑わいますが、大丈夫なんだろうか?
ですから釣ったウナギを食べるならより上流が安全。荒川中流域の北区の河川の魚はセシウムは未検出だった。荒川は北区~埼玉エリアのウナギなら、安心して食べられると判断できそう。
ということで荒川の中流域でウナギを釣ることにしたが、釣る前にそのウナギの味が気になって仕方がない。インターネットには(荒川のウナギは不味い)という意見が圧倒的に多かった。
食べた感想は「泥臭い」「ケミカルな味」「荒川臭い」・と、こんな感じばかり。泥抜きのため水槽で3日以上飼育して、プロのように炭火でじっくりと焼いても臭みは残っているそうな。
市販の養殖ウナギの蒲焼のような臭みのないものとは違うようだ。・これは本当なのか?又は釣り人を増やさないための方便で言っているのか?真相究明には自分自身が人柱になるしかない。
昔、千葉県の海のとある漁港で、まぐれで一度だけウナギを釣り上げたことがあった。あのウナギは最高に美味かった記憶がある。ちなみに海の個体と川の上流の個体は臭みがないらしい。
ところが川の中流~下流域の個体は特有の臭みがあるという。本当かなぁ?・・(荒川で釣ったウナギの蒲焼は臭い)というイメージを抱くと、ちょっぴりテンションが落ちてしまった。
まだ釣ってもいないのにテンションが落ちるとは、いい歳して子供みたいな性格で我ながら情けない。先ずは実際に近所の荒川中流で釣ってみないと話にならぬ。で、早速、実釣してみた。
ウナギ釣りの仕掛けは簡単で(ぶっこみ釣り)という、仕掛けを投げ込んで当たりを待つスタイル。特にテクニックを要求される釣りではない。エサは釣る場所によって変わります。
河口や海はイソメやエビで、河川の中流域はドバミミズです。ちょうど梅雨の真っ最中だったので、近所の公園で小指の太さ位のドバミミズを10匹採取。最初は北区のポイントでトライ。
こういう釣りはのんびりディキャンプ気分でやるのが楽しい。ネオンの夜景を見ながらの釣りは、都会ならではの醍醐味だ。こういう場所は日中よりも夜のほうがロケーションがいい。
ところが希望的観測をよそに、夕方から22時まで粘ったけど何にも釣れない。当たりも皆無だし。くそ~、次回に頑張るしかない。次も梅雨の中での釣行で、場所を変え埼玉県側でトライ。
ここは夜景もなく土の足場であるが、釣れそうな雰囲気は北区よりも感じる。同じく夕方からぶっこみ開始。すると直ぐに初の当たりが出る。竿先に付けた鈴がリンリンと鳴っている。
穂先は何度も大きく引き込まれている。完全に掛かっているようだ。ウナギだと早合わせは禁物。そこで、慌てずゆっくりと合わせてリールを巻く。竿先も大きく曲がり重い。ウナギか?
釣り上げるとウナギのシルエットじゃない。見たことない魚だ。どうやら(アメリカナマズ)という外来種だ。日本ナマズは黒いが、こいつは黄色っぽい色だ。これは食べる気がしないなぁ。
外来種だからシメたほうがいいらしいが、第一号なので記念写真を撮ってリリースしてやった。これが夕方18時頃でまだ明るさが残っている時間帯だった。次の当たりは1時間後だった。
大きく引き込まない当たりだ。当たり的にウナギではない感じ。ウナギの掛かりは大きく引き込むらしいのだ。ウナギではないにしろ何が釣れているのかは興味津々だ。合わせて巻いてみる。
それで釣れたのが(ニゴイ)という魚。体長50cmほどある。でもあまり引かない魚だ。これも食べたいとは思わない。記念写真を撮ってリリースした。これが19時頃のことであった。
その後は明確な当たりもなく、22時まで粘ったが何も釣れなかった。これでウナギ釣りは2連敗だ。そして梅雨が明けて再度、埼玉のポイントへ。3度目のチャレンジだ。今度こそなのだが。
またもや、アメリカナマズ1匹のニゴイが1匹で終了。何でウナギが当たらないのかさっぱり分からない。友人の竿も合わせると計4本の仕掛けをぶっこんでいるのに、ウナギが釣れない。
居れば当たりはあるはず。その当たりすらないということは、ウナギがいないということ?・・何か天変地異の前触れなのか、ウナギが釣れるというのが嘘なのか?全くもって意味不明だ。
仕掛けとエサさえ間違いなければ釣れるはずなのに・・。タイトルを見てウナギの画像を期待していた読者の方には本当にごめんなさいです。まさか全く釣れないとは想定外でした。
こうなったら意地でも釣ってやる、と思っていたら猛暑に突入。夜も30度の熱帯夜になっているので、しばらくは実釣を見送ることにした。結局は簡単には釣れなかった。甘くはないなぁ。
ここまで残念な結果が続いていますが、今月中には何とか1匹でも釣りたい!釣れたら直ぐに報告します。それでは皆さん、コロナと暑さに負けないように頑張りましょう!ではまた。
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