晴れていても晴天の日はほとんどなくて今日も曇ってしまいました。ポータブル赤道儀(ポタ赤)を買ったのに一度も星空撮影が行えない日々を送っています。
夜中に晴天になったとしても年齢的に深夜は無理。55歳を超えたあたりから夜更かしが出来なくなってきて、22時を過ぎると眠くなってしまうという老人化が進んでいます。
そして朝は早く目覚めてしまう。昔のように時間を忘れて死んだように眠りたいけど、就寝中に必ずトイレに何度か起きるので明け方からは熟睡できず。だから早く起きてしまう。
若い頃は「老人って何で早寝早起きなんだろう」と疑問に思っていたが、自分自身がそうなってしまうと(早寝早起きは加齢の自然現象)なんだと普通に納得してしまう。
このように単なる老人体質になりつつあるので(星空撮影)なんていう趣味は極められないかもです。そうなんです、夜に強くないと出来ない趣味なんです。今頃気付くなんておバカ丸出し。
ゴルフやらないのにゴルフクラブセットを買って満足したり、車の運転は不得意なのにスポーツカー買って悦に入っている人。管理人のポタ赤購入はそれと同じレベルのような気がしてきた。
もしかしてポタ赤購入は単なる物欲のはけ口だっただけかも。現実に夜中にチャレンジしていないのだから、それは言えていることかも知れない。う~ん、何か情けないような残念な気分。
今のところ(猫に小判)のような管理人のポタ赤ですが、昼間の予行演習はそれなりに色々とやっております。そこで今回は極軸合わせの35度の角度にする架台についての実験の報告です。
前回の(スカイメモSレビュー)記事でSLIKの「SMH-250」微動雲台が使えない話をしましたが、別の物を使って35度に合わせたり「SMH-250」をプチ工夫したりしてみました。
先ずは三脚に付いている雲台のベルボン「PH-360N」の目盛を使って35度を出す方法です。この目盛は1目盛が10度。上記写真の位置が35度。逆に傾けることも出来ます。
その上に微調整を可能にするビクセンの微動雲台を載せて、その上にスカイメモSを載せます。やってみたけどバランス悪すぎ。後ろに反り返っている。パッと見、赤道儀には見えない。
何となくどこかで見たようなシルエット。そう!そうだ、フィギュアスケートの(イナバウアー)だ。完全に後ろ重心になっている。このままでは何かの弾みでひっくり返るのは必定。
動かすと重量が後ろに偏っていいるのがよく分かる。この形でやるなら三脚前足に重りを付ければ何とかなりそう。でも(イナバウアー赤道儀)で観測したらダサすぎ。恥ずかしいので却下。
それならば(重心を前に出そう)とエツミの「スライディングプレート」をポチって装着。「スライディングプレート」の上に微動雲台とスカイメモSを載せてバランスチェック。
「スライディングプレート」で前に出してもバランスウエイトをセットする場合は、雲台傾きを逆にしないと雲台取手とウエイトが干渉します。バランスはとれたが揺れやすくなったような。
「スライディングプレート」は厚さ4mmのアルミ製で簡単に曲がるものではないけれど、バランスウエイトを付けて触ると揺れが収まらない。この方法では土台が貧弱になるってことか。
それでは再び(イナバウアー)状態に戻して、バランスウエイトで三脚バランスがとれるかどうか。結論としては無理でした。そもそもバランスウエイトは別の目的のためのものですから。
そこでもう一度原点に戻って考えてみる。こんな試行錯誤が始まった原因は「SMH-250」がヤワで固定しないから。それならばと「SMH-250」の表面に薄手のゴムでも貼りつけてみる。
スカイメモSとの接合部分がゴム効果で滑らないようになり、さらにゴムのクッションがネジを締めたときの吸い付きを良くするはず。ビクセンの微動雲台の表面のゴムがヒントです。
案の定、たったこれだけの工夫で問題解決になった。ゴムを金額にしたら10円以下かな。「スライディングプレート」購入の1,500円は無駄になってしまった。
SLIKの「SMH-250」は接合部分が貧弱で微動調整が難しいのでイマイチ気に入らないのだが、とりあえずこれを完成形として撮影実践に臨みたいと思います。で、いつになることやら。
管理人はこのような(ああでもない)(こうでもない)とゴチョゴチョやっているのが性に合っているのかなぁ?この完成形を見て悦に入って赤道儀活用は終わったりして。
もしかして変わった性格かもです。ヤバいヤバい。ちゃんと星空撮影もやらないと変な奴になりそうで怖いなぁ。
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