先日、気になっていたプラネタリウムに行ってきました。料金は350円!池袋のサンシャインが1,500円~という料金設定だから格安のプラネタリウムだ。場所は東武東上線の上板橋駅。
「板橋区立教育科学館」という公共施設の中で運営されている。夏休み期間中なので「恐竜展」なる子供向けのイベントが催しされていた。でもマイナーな場所のせいか来場者は少ない感じ。
午前と午後2時くらいまでは子供向けの上映。大人向けは午後3時半からの1本しか上映がありません。今回のテーマは「火星大接近」。7月31日の最接近に向けた内容でした。
係員の説明では先ずは券売機でチケットを買ってくれとのこと。万が一、定員オーバーになるとチケットも買えなくなり鑑賞出来なくなるということだ。そんなに混むのだろうか?
案の定、観客はたったの6人しかいなかった。管理人よりも年上の老人が一人いる。それと同年代が二人。そして親子二人に管理人を入れて計6人。場内は非常にコンパクトな印象。
大きなプラネタリウムとは規模が違う。どこから見ても投影機が邪魔になり死角が発生してしまう。天井が低く狭いのが死角の原因ですかね。上映中は写真撮影は禁止でした。
上映内容は火星が接近する仕組みと現在の星空の説明。光害がなく真っ暗な場合の板橋区の上空を再現。そこに見える星や天の川は興味深かった。100年前は東京でも満天の星だったと思う。
正味50分間の上映だった。暇つぶしの気分転換にはいい感じ。また来てみようと思う。尚、ここでは望遠鏡で「星を見る会」もやっているようだ。一度、どんなものなのか参加しようかな。
と言うことで、火星が15年ぶりに最接近するということなのでで、昨夜は自宅屋上でスターウォッチングを楽しんでみた。昨夜の火星の明るさは(マイナス2.8等)だそうな。
この(マイナス〇〇等)の表記、素人にはピンと来ませんね。一等星で最も明るいシリウスが(マイナス1.46等)。数値的にはシリウス星の約2倍程度明るいということのようだ。
そして見かけの大きさは5倍になって大きく見えるとか。でも眼視ではメリットはなく(点)でしか見えない。大きな火星を見たいなら高級な大型の「天体望遠鏡」がないと無理です。
そして管理人は「天体望遠鏡」は持っていません。従って、カメラで星景写真を撮るだけですね。・・20時過ぎに三脚とカメラを持って屋上へGO。南東の低空に赤く輝く火星が目につく。
なるほどー、確かに都心の「光害」に負けない輝きを放っている。よくわからないけど、さすがマイナス2.8等級?です。都心では一般的に低空の星は見ることが出来ない。
地表に近いと街の明かりが強いので星の光をかき消されてしまう。いわゆる「光害」というもの。こればかりはどうにも出来ません。人生に一度位は都心から天の川を見てみたいものだ。
何かあって東京全域が停電したら、その時は上空に忽然と満天の星が出現するはずだ。生きている間にそんなことがあるかなぁ?たぶんあり得ないだろうな。くだらない妄想で終わりそう。
火星を普通に撮ってみる。見やすいけど火星の存在感が希薄な感じだ。そこでクロスフィルターとソフトフィルターを使って色々と試してみた。最初のテストはクロスフィルター。
クロスフィルターで火星は強調されるけど手前のビルの明かりもウザくなる。でも火星の存在感をアップさせるには仕方ないかも。ソフトフィルターはピンボケのような感じで却下した。
上記は火星だけをクロス+ソフトフィルターで撮ってみたもの。やはり小さい点の火星だけの写真では味気ないですね。他の星も数個は写ってないと単なるノイズみたいな印象です。
よく見ると東京タワーらしきものが見えている。最後に東京タワーと火星を同じフレームに入れて撮影。自宅での次の撮影は望遠レンズで狙うオリオン大星雲かな。寒い真冬の時期ですね。
今回の機材と設定の詳細です。使用したカメラFuji X-T10・レンズ→XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS。クロス+ソフトフィルター使用。設定は絞り優先・ISO400・f3.2・露出1.6秒。
2週間後に長野県の高原に避暑キャンプに出かける予定です。そこでは天の川撮影が最大の目的。晴天の天気になるように祈るだけです。
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