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霊山歩 ~マンネリズムの彼方へ

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職場の健康診断で問題発生/心房細動で脳血栓の憂いありだとか

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職場の健康診断が8月下旬にあった。血液採取・胸部レントゲン・バリウム検査・心電図・etc・・。一通りの検査が終わって最後に医師の診察である。そこで医師から問題を指摘された。

当日の担当医師は女医だった。いきなり開口一番に→心電図に問題ありです。良くない波形が出ているので速やかに再検査したほうがいいです。すぐに紹介状を書きますが、どうされますか?

と、女医から唐突に言われて、一瞬、頭が混乱したのは言うまでもない。不整脈は元々あるので、そのことを言っているのかと思ったが、そうではないらしい。それとは異なる波形らしい。

こちらが素人だから専門用語を避けて、血栓ができるような動きになっているという説明。最悪は脳血栓になる可能性大だとか。それで紹介状書きますの一点張りで不安が増大するばかりだ。

突然の話で頭の整理がつかないので、とりあえず行きつけのクリニックに相談すると言って話を打ち切った。その際に心電図のコピーを渡された。それを見せれば一目瞭然ですからと・・。

心電図のコピー

心電図を見ると上部欄外に「心房細動」という記載がある。調べるとその漢字の通りで(心臓が小刻みに震える)不整脈の一種らしい。小刻みに震えるような動きが血栓を生むようだ。

血栓云々はわからないが、確かに春よりも体調が優れない感じはある。疲れが抜けないというか、だるいというか。息苦しさも感じていたが、コロナ禍のマスク着用のせいだと思っていた。

2月から今の職場に勤務するようになって半年が経過。8月の暑さが堪えて、仕事に飽きてきてヤル気が出ないような。だからダルくて疲れが抜けないのか?と勝手に思い込んでいましたね。

なので(自分に負けてはいけない)(根性が足りない)(頑張るんだ)というような、精神論で乗り切ろうと考えていた矢先でした。でも実際には肉体的に悲鳴が上がっていたわけです。

心房細動のメカ

女医に脅かされたので、早速地元のクリニックへ。ちなみに不整脈等で最初に診てもらう行先は「循環器内科」です。改めて心電図をとってみたが、やはり心房細動の波形は出ていた。

この時点で大きな病院への紹介状を書いてもらう手もあったが、予約や何だかんだで検査まで時間がかかる。なので次のホルター心電図解析とエコー検査までは、ここで行うことにした。

エコー検査は心臓に超音波を当てて、心臓の実際の動きを見る診断。また血栓が溜まっているかどうかも判断できる。幸いにして心臓の動きもまあまあで、血栓も溜まってなかった模様。

ホルター心電図とは携行型心電計を24時間に渡り装着して、24時間の心臓の動きをチェックする装置。睡眠・食事・トイレ・運動等・・その時々の心臓の動きが全て記録される。

ホルター心電図

新しい機械は装着したまま入浴も出来る優れもの。ここのクリニックは最新の機器だった。おかげ様で汗をシャワーで流すことも出来て、もの凄く鬱陶しい思いはしなくて済んだ。

ホルター心電図のデータは解析所に送られて、1週間後に検査の詳細が判明するとのこと。そして1週間後。・結果を聞いて啞然とした!・・安静時に心拍数が197回になっている時があった。

心拍数とは1分間の心臓鼓動の回数。不整脈がない人は(脈拍数=心拍数)。安静時の正常値は60回~90回程度らしい。運動をしてる最中ならば心拍数が上がって当たり前ではあるのだが。

全力疾走している時の平均的な心拍数が170~190。自動車やバイクに例えるとエンジン回転がレッドゾーンに入っているような状態だ。心拍数197は、まさに心臓がフル回転している数値。

その心拍数197を記録した時は休日の午前10時頃で、何となくダルかった時だった。心臓がフル回転していても、極端な自覚症状がなかった。風邪で熱があるような微妙なダルさだった。

その時に熱を測っても、風邪や感染症ではないので熱は正常値である。そのような原因不明のダルい時は時々あったので、それは心拍数が上がっている時の症状だと初めて理解した。

24時間心拍数のコピー

高い心拍数が続くことで、息切れや息苦しさを感じているような。とにかく、安静時に心拍数197はヤバいと思った。よく見るとそれ以外の時でもMax150とか170とか高い数値ばかり。

眠っているときでも110を超えている時がある。完全に異常な状況だ。もし健康診断で脅かされなかったら、ここまで調べずに何もわからずにいたと思う。そして倒れていたかも知れない。

24時間の合計心拍数も14万回を超えていた。医師が言うには10万回以下が正常値とか。この結果を見ると心房細動による脳血栓よりも、心不全で大変なことになる可能性の方が高い。

これでは仕方ない。設備の整った病院で精密検査して、適切な治療をしてもらうしかなさそうだ。今までに紹介状など頼んだことがないが、紹介状は希望する病院宛てに書いてくれるらしい。

管理人は大学病院や大きな病院の世話になったことがない。なので特に指定はないのだが、無難なところで本郷にある順天堂(順天堂大学医学部附属医院)に紹介状を書いてもらうことに。

自分の身体を任せるからには、歴史のある優良な病院が安心出来る。順天堂はドラマの「仁」のモデルになったことでも有名。ドラマの通り江戸時代の天保9年から開設された西洋式病院だ。

順天堂玄関

余談ですが、順天堂(病院)ではなくて順天堂「医院」が正式名称だった。その辺は歴史を感じるところ。ということで、紹介状と検査データを持って順天堂医院の外来へ向かった。

その順天堂医院、もの凄い混雑で診察までに3時間以上待たされました。人気のある大きな病院は待ち時間が長いと聞きますが、順天堂医院もご多分に漏れず半端なく長い感じです。

その後、順天堂医院では血液検査・レントゲン・エコー・心電図・ホルター心電図・CT検査を行いました。その詳細と病状の経過については次回の記事にアップします。それではまた!

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