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霊山歩 ~マンネリズムの彼方へ

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不整脈について①/頻脈性不整脈・心房細動/原因考察と自覚症状

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前回の記事は健康診断で「心房細動」を告知された話を展開しました。今回はその心房細動を含む不整脈についてと、管理人と不整脈との関係をもう少し詳しくお話しようと思います。

管理人と不整脈との付き合いは長い。20代の頃に初めて心電図をとった時に、不整脈があると指摘されていた。でも単なる不整脈だけで症状がないなら、治療の必要はないと言われていた。

脈の測り方

不整脈とは不規則な脈拍。普通の人はドクン・ドクン・ドクンと規則正しい脈拍だが、不整脈の人はドクン・ドドドックン・ドクンという感じ。脈が飛んだり弱くなったり色々です。

その脈が不規則に打っていることを、本人が日常生活で気が付くことはありません。自分の手首に指を当てて脈をとった時に、ああ脈が変だと気付くだけです。無害な不整脈はそれだけです。

脈の測り方2

有害な不整脈の代表的な自覚症状は「動悸」「息切れ」「息苦しさ」です。心臓が急にドキドキしたり、ちょっと階段上っただけでゼイゼイ・ハーハーという息切れしたりという症状です。

椅子に座っていて身体が揺れているから地震か?と思ったら、実は自分の身体が「動悸」で揺れていたり。青春時代に初恋の人の前にいる感じで、突然、心臓がドキドキし始めたりと・・。

管理人の場合は50歳位からそのような自覚症状が現れるようになりました。厄介なのは調子が良い時は何も起きないということです。調子がいいと動悸も息切れも起きない。悪いと起きる。

心臓ドキドキ

それが加齢とともに自覚頻度が増えて行った。こういう分かりやすい症状は若い頃には皆無だった。では若い頃に症状が無かったかと言うと、気が付かない分かり難い症状があったようだ。

当時は若さと無頓着な性格もあって、実際には症状があったのにそれと気が付かなかった。言葉で表現するのは難しいのだが、昔から何とも言えないダルさ脱力感がある時があった。

体調が悪い・ダルいという時にやることは検温!熱が36度台なら問題なしという判断をする。熱がなければ大丈夫。でも体調が良くない。・自分は(虚弱体質)なんだろう、と思っていた。

身体がだるい

そんなことが過去に何度あっただろうか?数えきれないくらいあったけど、その都度ずっとスルーしてきた。その体調不良の原因が最近わかって「頻脈性不整脈」という不整脈の一つだった。

「頻脈性不整脈」→ひんみゃくせい不整脈。 心拍数を意味なく上昇させる不整脈です。今回ホルター心電図をとってみて、心拍数上昇時に(体調不良・ダルさ)を引き起こすことが判明。

何かの拍子に心拍数を急激に上げたりして、自然に元に戻ったりという気まぐれな不整脈である。何とも言えない不快でダルい症状の時に、心拍数がMax近くに上昇していたのです。

長年の謎が解けて目から鱗です。一般的に安静時の1分間での心拍数は60~90回程度。全力疾走している時が170~190回位らしい。ホルター心電図では調子悪い時に197回を記録していた。

24時間心拍数のコピー

その時は服を着替えていただけでした。今回は心臓の心房を小刻みに震えさせる「心房細動」が事の発端でしたが、体調不良の原因は新たに判明した「頻脈性不整脈」が要因だったわけです。

不整脈は管理人の症状の「頻脈性不整脈」の他に、その反対に心拍数が下がる「徐脈性不整脈」と脈が飛ぶ「期外収縮」がある。そして「頻脈性不整脈」の中に「心房細動」が含まれます。

なので管理人の病状は「頻脈性不整脈」であり「心房細動」を併せもつということになります。不整脈の直接の原因は心臓を動かしている(電気信号)の不具合です。信号の乱れですね。

心臓は体内にある発電所の電気信号でリズミカルに動いているのだが、何かの拍子に偽物の発電所が出現して偽の電気信号を発信。その信号が混信してリズムが乱れ不整脈となるらしい。

不整脈の心臓

実際にはもっと複雑なんだろうけど、ザックリとしたメカニズムはそんな感じ。そして「頻脈性不整脈」は心不全、「心房細動」は脳血栓の憂いありで、どちらも放置できない状況です。

ということで、それらの不整脈を地元のクリニックで確認して、(順天堂大学医学部附属医院)宛てに紹介状を書いてもらい順天堂へ。・・ここからは前回の記事の続きの話しになります。

順天堂医院の循環器内科での医師の診察→クリニックのデータを見ながら「心拍数が高いなぁ、このままだと心不全になりますよ。心拍数を下げる薬と万が一の頓服薬を処方しましょう。」

待ち時間は3時間で診察は約15分で終わった。診察の後に(心電図)(血液採取)(胸部レントゲン)をとるように指示されて、それらを行ってから病院を後にした。それが9月1日だった。

次の予約は9月16日となった。2週間以上先だ。小さなクリニックなら数日後に診察や検査予約が出来るが、人気のある大きな病院はそうはいかない。残念だが病院に合わせるしかない。

処方された薬は(メインテート錠)と(ワソラン錠)。(メインテート錠)は心拍数を下げる薬だ。交感神経の興奮信号を遮断して心臓に伝わらなくするらしい。β遮断薬と言われている。

メインテート錠

(ワソラン錠)は不整脈が発作的に調子が悪くなった時の頓服薬。不整脈のリズムを改善させる薬だ。頓服薬なので、なるべく服用は避けたい感じ。結局ワソランは一度も飲んでいない。

ワソラン錠

(メインテート錠)は1日1錠を毎朝食後に服用するとある。早速翌日の朝に1錠を服用。・・飲んだけど思ったほどの効果は感じられない。仕事中はむしろ息苦しいような感じもあった。

そして、その日の深夜の睡眠中に息苦しくて一瞬起きてしまった。まるで酸欠のような息苦しさだ。翌日の深夜も同じことが起きた。怖くなったので自己判断で服用を中断することにした。

薬を飲まないということは、治療しない状況に戻ってしまったわけだ。それでは全く意味がない。・・ここで一旦頭をリセットして(いつからこうなってしまったのか?)をよく考えてみた。

2月に就職して勤務開始。当時は特に健康不安はなかった。6月くらいまでは体調も普通だったと思う。疲れが抜けない感じがして調子が落ちてきたのは、7月あたりからだろうか。

心房細動は(加齢・ストレス・寝不足・不規則な生活)で発症するらしい。なので就職したばかりで慣れない職場はストレス。そして仮眠ありの24時間勤務という不規則な勤務形態だった。

年齢も64歳、新しい職場のストレス、慣れない寝具での寝不足、日勤・夜勤・日夜勤シフトの不規則な勤務、・・心房細動の発症条件が全て当てはまっている。最悪の環境であったようだ。

心房細動の発症条件だらけの仕事だから、発症の引き金になったのことは間違いない。なので治療するには仕事は辞めるのが最善である。(すぐに退職届を提出して9/末で退職しました)

でも仕事や勤務体系だけではないと直感的に思う。就職してから何か新しく始めたことや変えたことがないか?食事の内容から飲み物までを全てチェックしてみた。すると2つほどあった。

一つは時間的な制約から(緑茶)を飲む習慣を、(インスタントコーヒー)に変えたこと。二つ目が疲労回復のためのサプリメント(マルチビタミン&ミネラル)を春から飲み始めたこと。

マルチビタミンミネラル

(マルチビタミン&ミネラル)を飲み始めた時は効果抜群。疲れが軽減されるのを体感。でも思い返すと最初だけ調子が上がって、そのうちに動悸が混ざった不整脈が始まった感じもする。

確か数年前に(マルチビタミン&ミネラルが不整脈の原因かも)という記事を書いた。(かも)ということで確定はしなかったけど、やはりそれが悪化の原因になったのかも知れない。

(緑茶)と(コーヒー)は同じカフェイン飲料ですが、調べると微妙に違うようだ。緑茶は興奮を抑える成分が入っているが、コーヒーにはそういう成分はないらしい。これも原因の一つか?

ブログではサクサクと進行するが、実際にはこの結論にたどり着くのに2週間を消費している。会社に退職届を出して1週間後に(マルチビタミン&ミネラル)と(コーヒー飲料)を中止。

これで自分が出来る対策は全部。すると日に日に体調不良が良くなっていくような。完全には戻らないが70%は回復したような感じ。この状態で検査を受けたらどうだろうと期待が膨らむ。

その後、順天堂医院にて(CT検査・ホルター心電図・エコー検査)を行った。その検査結果やサプリ摂取中止の経過については、長くなったので次の記事にアップします。それではまた!

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