10ヵ月ぶりのハイキングです。ハイキング中断の理由は色々あって、休日が不規則な仕事に就いたこと。そして体調不良と不整脈の悪化もあって、行く気分にはなれなかったことです。
現在は仕事を辞めてリハビリ的な生活を送っています。仕事を辞めた経緯や体調不良については、本ブログの別のカテゴリーに詳しく報告しています。興味のある方はそちらをご覧下さい。
・・今まで歩いた山で一番近くて手軽で、しかも景色が良くて楽な山と言えば「天覧山」。久しぶりのハイキングで体調も考慮すると、「天覧山」付近を体調と相談しながら歩くのが無難。
体調に問題なければ、天覧山→多峯主山→吾妻峡と歩いてみる予定。天覧山→多峯主山は4年前に歩いているので、前回行かなかった吾妻峡も立ち寄るつもりだ。勿論、体調次第ですけど。
飯能駅から一般道を25分位歩くと天覧山入口の能仁寺。そこからちょっとした上り坂と登山道を約15分歩けば天覧山の山頂だ。天覧山から多峯主山までが約40分。登山はここまで。
多峯主山から吾妻峡のドレミファ橋まで約30分。そこから飯能駅まで45分で合計約2時間30~40分のコース。平地歩きが多いコースなので、元気な時なら楽勝で1周できるはずです。
池袋駅で友人と待ち合わせて、8:05発の西武池袋線・急行飯能行きに乗って飯能へ。コロナ禍で電車移動の登山は2年以上遠ざかっていた。電車は運転しなくていいので気楽です。
アクセスが良い山は電車移動に限りますね。バス便を利用するような山はマイカーが便利。西武池袋線は途中から富士山が大きく見えてきます。この日は秋晴れで雪化粧富士がクッキリ。
山が近い飯能付近よりも平野が続く東京~所沢付近の高台のほうが、富士山の3合目位から上部が見えるので大きく見えます。天覧山あたりだと富士山の8合目位から上しか見えないはず。
天覧山~多峯主山については以前記事で紹介しているので、詳細や歴史的なことについてはそちらを参照して下さい。今回はザックリと簡単に旅日記を進めて行きますのでよろしく。
登山口に行く途中にある「観音寺」という、白い象がいるお寺に立ち寄ってきました。奥武蔵・飯能が舞台のアニメ(ヤマノススメ)の聖地の一つ。アニメファンには必見の場所です。
よし、象さんを写真に撮るぞ!と意気込んだけど、天気が良すぎて上手く撮れない。真っ白の象に日光が反射して、撮影が下手くそな管理人には綺麗に撮れぬ。ごめんなさいです。
飯能市中央公園を通り過ぎると、登山口の「能仁寺」は目の前。「能仁寺」の正面入口には、象ならぬ(阿吽の像)が置かれています。中に入ると所々に「天覧山」への案内標識があります。
奥武蔵の中でも「天覧山」は超メジャーな山なので、案内表示が行き届いていて迷う心配は皆無です。境内から逸れるとコンクリートの坂が続く。すぐに中腹のトイレ設置場所に着く。
この先は「多峯主山」付近までトイレが無い。ここから未舗装の登山道が始まります。革靴やスニーカーの人は滑りやすいですが、すぐに山頂なので「天覧山」までなら問題ないです。
あっという間に山頂に到着と言いたいところだが、久しぶりのリハビリハイキングのせいか意外にしんどい。身体が(歩く登る)に慣れていない感じ。呼吸の乱れはそれほどでもなかった。
「天覧山」の頂上はそれなりに人で賑わっていた。緊急事態宣言が解除されて快晴の土曜日だから当然ですね。それでも高尾山なんかに比べたら遥かにマシだと思う。知名度の違いですね。
4年前の時は曇り気味の晴れだったので、富士山は見ることが出来なかった。今回は天気に恵まれたので富士山もスカイツリーもバッチリ観えます。富士山は上のほうだけしか見えませんが。
「天覧山」は人工的な展望台なっているので、山の自然な雰囲気はイマイチ。とは言っても標高200m足らずの山からの眺望としては申し分ない。遠くの右側のピークは奥多摩の大岳山。
単なる観光で訪れる人は「天覧山」でUターンします。この先の「多峯主山」方面は本格的な山道なので、人も少し減って静かになって行きます。体力的に大丈夫そうなので先に進みます。
「多峯主山」へは一旦下って上り返します。元気な時は物足りない道が、今の自分には厳しい道のりに感じる。かなり弱っているのを感じるけど、自然の中を歩くのは気持ちが良い。
下りきると、しばらくは平坦な道を進む。そして丸太階段の登り道をひたすら上る。丸太階段が終わると山頂は近い。近くに人はいないので、多くの人は天覧山でUターンしたようだ。
登山道とは裏腹に「多峯主山」山頂は先客でごった返していた。でもラッキーなことに到着した時に、一番良いテーブル席がちょうど空いた。ちなみに頂上にテーブル席は2席しかない。
前回と同様の特等席だった。山頂からの景色は「天覧山」とさほど変わりはないが、人口展望台ではないので防護壁も無くてスッキリ。ちょっとした違いだが、こちらのほうが断然いい。
さて、ハイキングの醍醐味の絶景を観ながらのランチタイムの開始である。例によってお湯を沸かしてカップ麺とコーヒーの準備だ。絶景を観ながらの至高のランチタイム!いただきます。
食べている間に登山者がどんどん登ってきた。時計を見ると丁度12時のお昼だった。こちらは食べ終わったので、速やかに片づけて席を譲り出発。次の目的地は「吾妻峡ドレミファ橋」だ。
「多峯主山」から「吾妻峡」へはずっと下り道。途中に祠や木人のようなオブジェもあって、出口の最後も民家の庭のような雰囲気でした。この感じは奥武蔵ならではの趣の面白さです。
ここから県道70号(飯能下名栗線)に出て沢に下ります。「吾妻峡」の入口が分かりづらいので要注意です。民家の入口みたいな場所でも、標識の矢印に従って突き進めばいいです。
埼玉県では飯能市の入間川にある峡谷を「吾妻峡」と呼ぶ。群馬県吾妻郡にも「吾妻峡」があって、群馬県のほうは(国の名勝)に指定されていて有名。くれぐれもお間違えのないように。
狭い道を進み下りになると「ドレミファ橋」が見えてくる。ドレミファソラシド♬と歌いピョンピョンと跳ねながら渡ったから「ドレミファ橋」と呼ぶそうな。ここは2番煎じらしい。
元祖は同じく奥武蔵の景勝地「巾着田」にある「ドレミファ橋」となっている。渡るのに足を踏み外さないように気を付ける「ドレミファ橋」です。ちょっとスリルがあります。
歩くコースは橋を渡った入間川の南側のみ。飯能市街地と目と鼻の先とは思えない自然満載の絶景です。水も透明度が高くて爽やか。この「吾妻峡」、想像していたよりもずっと良かった。
地図ではもっと先まで行けるようになってはいるが、実際は見えている橋の先には行けそうもない。ここで右側の斜面の道を上って一般道に出る。そこからは20分位歩けば飯能駅だ。
何とか予定していたコースを完歩できました!久しぶりのハイキング、楽しかったけど疲れましたね。ご褒美に駅近くの甘味茶屋でお疲れ休憩しました。甘いものが美味しいです。
でも体力や体調を戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。思っていた以上に調子が上がらなかった。なので、次もゆるーいコースでリハビリしないとダメですね。それではまた!
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