夏季休暇も今日でオシマイ。今年は天候不順で出かけなかったので、お盆休みに毎年避暑に行った「廻り目平キャンプ場」を紹介して(行った気分になって)夏休み最後の日の記事とします。
管理人は東京生まれの東京育ちで田舎がありません。父は大阪で母は佐賀県出身だけど親戚とは疎遠で50年以上行っていない状況。ですからお盆に帰省する場所がないのです。
子供たちが物心が付くと(夏休みにどかか連れてってくれ)とせっつかれて、たまたま(お金のない時期でどうしよう)ということで選んだのが格安キャンプ場です。
当時は今ほどアウトドアブームではなくて、ようやくオートキャンプ場なるものが流行り出した頃でした。お金持ちはリゾートホテルに泊まったり外国に行ったりで我が家は格安キャンプ。
その格安キャンプ場が「廻り目平キャンプ場」です。場所は長野県南佐久郡川上村というレタスで有名な場所の近く。山の中腹にあります。標高1,500mにあるので避暑には最適です。
同じ敷地にある金峰山荘という山小屋(今では民宿?)が管理しています。テント持込みで大人1人1泊700円です。しかも水洗トイレとシャワー室や大浴場が完備されています。
我が家は男の子3人いますが夫婦5人家族で1泊3,500円。だから3泊しても5人で1万円位なのです。「廻り目平キャンプ場」は元々は登山者のための施設だから安いのです。
登山のテント場の相場は1泊700円。それと同じ料金。しかも予約は不要なので天気の良さそうな好きな日に出発すればOK。雨に降られたくないですから予約なしはありがたい。
色々と使い勝手がいいから毎年行くようになって、そのうちに自分たちの故郷になりました。毎年お盆の季節には廻り目平に帰省します。でも今年は連続降雨でパスしましたけどね。
子供たちも高校生になると色々あって一緒に行かなくなって、ここ数年は夫婦と友人で行くことが多いですね。たまに息子の誰かが参加します。やはり息子たちにとっても故郷のようです。
「廻り目平キャンプ場」はペット可・焚火可と規制は緩いですが、リゾート地ではないので遊ぶ施設はありません。大自然だけが遊び相手です。それと外灯なんてありません。
オートキャンプ場ではないので幕営地まで荷物を運ばないといけません。車を停める場所にもよりますが10~30m位は荷物運びは必須。水場も場所によっては不便になります。
空いている静かな場所にテントを張ると(水場が遠い)(トイレが遠い)(シャワー室が遠い)という不便を味わいます。外灯がないので夜間のトイレは懐中電灯がないと歩けません。
オートキャンプ場は車が横付けできて区画の中に電気コンセントや水道があるキャンプ場もあるようですね。管理人的にはそれってテントで寝る意味がないような気がしますけどね。
「廻り目平キャンプ場」の本来の姿は金峰山登山の登山口であり、そしてロッククライミングの聖地でもあります。昔は山好きな人やクライマーしか訪れなかったからガラガラでした。
ところが最近は一般のキャンパーが増えたので結構混むようになりました。とは言っても中途半端に不便な場所にあるので穴場には違いありません。
高速道経由だと人気の八ヶ岳周辺を通ってから廻り目平となるので、高速ICからより近い八ヶ岳周辺のキャンプ場を利用する人のほうが圧倒的に多いです。
廻り目平や金峰山付近は見たことのない奇怪な岩が立ち並び不思議な空間でもあります。崩れそうで崩れない岩がいくつかあって、大自然の神秘を感じさせてくれる一面もあります。
また天の川も鑑賞出来ます。管理人は絶好の機会に三脚を忘れてしまったので、その時の岩の上にカメラを置いて天の川を撮影した(失敗作ですが)参考で掲載します。
「日本にもこんなところがあるんだ」と感じさせてくれるような場所ですので、興味のある方は訪れてみては如何でしょうか。
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