新型コロナウィルス感染も第5波の流行に突入しまいた。気が付くと日本で毎日約2万5千人の人が感染しています。万人単位の感染は外国だけという話は過去のものとなってしまいました。
それで管理人の息子の次男坊も感染してしまいました。彼は結婚して埼玉県に住んでいる。感染源は職場でした。同僚の一人が感染していて、その濃厚接触者だったのでPCR検査を受ける。
検査結果は「陽性」。これが8月1日。実はその数日前に職場でワクチン接種をしたら、その後に発熱に咳や喉の痛みが出たらしい。当初は副反応と勘違いして、普通に我慢していたようだ。
新型コロナウイルスの潜伏期間は1~14日ということで、彼は感染して潜伏期間中にワクチンを接種したことになった。皮肉にもワクチン接種が症状を引き起こした感じになったわけだ。
PCR検査で陽性になった場合は→(検査した病院)から(保健所に連絡)→(保健所から本人に連絡)という流れになる。しかし、保健所からの連絡は、検査後2日が経過しても何も無し。
振り返ると、この時点では既に感染者が爆発拡大して、保健所が機能不全に陥っていた感じ。この時の息子の症状は発熱38.5度が出ていて、咳・喉の痛み・臭覚味覚障害が発生中だった。
保健所から連絡がきて何らかの指示があると思っていたのに、連絡もないし医療提供も食料提供も何も無しだった。こちらから保健所に電話しても簡単にはつながらない状態が続いた。
翌日にようやく保健所とつながったと思ったら、「感染拡大で順番待ちになっているので、こちらから連絡するまで待機してくれ」という、あり得ない回答だった。呆れと不安しかない。
ちょっと前なら即日にホテルか病院で隔離管理治療が行われていたはず。まさか放置されるとは・。親として放ってはおけないので、以前医師から処方された風邪薬と食料を玄関先に届けた。
PCR検査陽性から3日後に保健所ではなく「埼玉県庁」から連絡が入る。息子が住む地区の保健所は市ではなく県庁が運営しているらしい。その県庁の担当者の話の内容も呆れるものだった。
「コロナに特効薬はないから水分摂って安静にして下さい。原則自宅で療養です。食料のお届けは1週間後位になります」・医療機関紹介も医師派遣診察もなく、食料も遅れるという通達だ。
これって、病状が悪化したらヤバいし、食料の枯渇対策も考えていない回答だ。こんな対応をされたら症状の軽い自宅療養者は、腹減ったら外食するだろう。また食料食材の買物もするはず。
無症状者に至っては普通に外出して、遊んだり外食したりする輩は絶対にいると思う。監視されていないのだから何やっても自由な環境。これが、さらに感染者を増やすことになっている。
新型コロナウイルスをまとったゾンビが街を徘徊するわけだ。まるでSF映画ばりの事実です。でも行政が何もしてくれないのなら、自分で自分を守るしかない。仕方のないことですね。
自ら病院に行って医療を受け、飢えをしのぐために外食や買物に出るしかない。この状況は医療のひっ迫に加えて、コロナ対策の行政対応の崩壊だと思う。何もしてくれないのが現実でした。
本来ならば感染者は絶対に隔離し外出禁止なんです。それが自宅療養になって滅茶苦茶になっているのが現状です。行政が何もしてくれない、対応がやたら遅いのだからどうにもならない。
それで食料が届いたのが8月9日で、PCR検査陽性から1週間以上かかってから。そして医療については何のケアも無かったのだ。こんな対応では感染者に「出歩くな」と言うほうがおかしい。
息子は嫁との2人暮らし。嫁も濃厚接触者になったのでPCR検査を受ける。当然ながら「陽性」判定。なので夫婦揃って感染者になっていたのだが、それでも行政の対応は前述の通りでした。
息子夫婦はコロナ感染者を受け入れている救急病院に連絡して、マイカーで移動して薬をもらいに行った。そしてスーパーで食材を購入したりと。・・生きるためにはそうするしかない。
それとネット通販である程度の食材や薬は手に入ります。それを利用して律義に外出禁止を守ることも可能ですが、ネットをやらないお年寄りや環境が整っていない人には出来ないことです。
その後、息子夫婦はさらなる重症化は免れて回復してくれました。おかげさまで現在は社会復帰を果たしています。息子は発症して約3週間に渡り味覚嗅覚障害がに悩まされたようです。
ちなみに発症してからの医師の診察や治療は、最後まで一切行われなかったようです。一般的には医師が診察して症状のレベルを判断し、入院・ホテル療養・自宅療養を決めるはずなのに。
常識的に新型コロナウイルスに感染したら、絶対に医師が診察するものだと思っていました。面談形式の診察だけではなく、リモート診察さえも行われなかった。冷たい対応を感じましたね。
ニュースでやっている話と現実にはギャップがあるので要注意です。ですから、もし新型コロナウイルスに感染してしまったら、(自分の身は自分で守る)を念頭に置いて行動して下さい。
現在の状況は行政の対応は遅くて当てに出来ません。感染した場合(頼れる人が近くにいないなら)、自分が動けるうちに自宅療養の巣ごもりの準備をするのが賢明です。・・ではまた!
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