東京の桜はピークを超えて桜吹雪が始まっています。週末の土日は花見客でどこも賑わっていたようです。管理人の自宅周辺の桜名所も多くの人が記念撮影に訪れていました。
でも4/7日曜は暑かったですね。24度だったとか。この感じだと5月には30度を超える日が出現するような気がする。暑さにはまだ慣れていないので、真夏が目前なのは何だか恐ろしいです。
ところで新しい元号「令和」が政府から発表されました。その響きも雰囲気も馴染みやすく悪くはないと思いますが、巷にはマイナスなイメージを彷彿される、という書き込みもちらほら。
今回はそんな日本語のこじつけ的な話をまとめてみました。PCで漢字を仮名変換して改めて漢字変換すると候補が沢山出てきます。「令」→レイ→(零・霊・冷・礼・麗)とこんな感じに。
「和」はワ→(輪・話・環・倭・羽)が主な変換字だ。「令和」に否定的な人は(零和)や(冷和)を関連付けて、(零和→0和→和がない)(冷和→冷え込んだ和)という解釈のようです。
でもその解釈は短絡的な表面だけのものだと思います。「零」は=0ゼロではありません。数字の(0)の表記に「零」を当てているだけで、「零」の意味はゼロ同様の皆無ではありません。
「零」は零細企業という言葉もあるように、(皆無のような小さい→わずか→少しはある→希少)です。「冷」も冷たいの意味だけでなくて(氷のように澄みきって)という内容もあります。
それで解釈すると(零和→希少な和)(冷和→澄みきった和)・・イメージは全然変わります。元号は既に決まってしまったのだから、できるだけポジティブに受け止めたいところですよね。
それと有名な戦艦大和は「大和」なのにロクな活躍も出来ず、悲惨な結末に至ったことは周知の通り。名前が良いからと言って、良いことばかりが起きるなんてことはありえないと思います。
その昔、管理人は占いの姓名判断を習ったことがあり、「読み方が同じだと、別の文字でも同じ意味を含む」というような講義を受けた記憶があります。姓名判断は画数だけではないのです。
音韻も重要なファクターとか。このへんは秘伝扱いになるらしく、当時の授業では断片的にサラッとしか触れませんでした。その先生も15年前にこの世を去ってしまいました。
先生は上場企業の顧問をやっていて、商品名や会社名を提供していました。もう教えを乞うことは出来ないと思うと残念です。・・おっと、脱線してしまいました。話を戻しましょう。
その時の講義の「シ」という音の話を紹介します。「シ」は小さいという意味を含む(世界共通の音)だとか。英語だとShop(ショップ)小さい店。日本語だと小(ショウ)が代表です。
静かに(シずかに)も音を小さくという意味がある。口の前に指を立てて(シー~)とやるのも、声を小さくしてというジェスチャー。この講義は目からウロコ状態で聞き入ったものです。
「シ」で始まる元号と言えば「昭和」です。(小さい和)という解釈も出来る。しかし「ショウ」は勝・商・賞・症・性・省・正・等たくさんある。「昭和」の時代はどれも当てはまりそう。
そして「シ」で始まるからと言って「昭和」の時代に小さいイメージは少ない。どうやら音韻だけの判断では無理があるような感じ。「昭和」の漢字の意味も検討しないとダメなようです。
漢字源によると「昭」とは(日+召)で「日をまねき寄せること」=(あきらか)(すみずみまで照らし出す)という意味。ということで「昭和」の意味の一つは(すみずみまで和)です。
この(すみずみ)が「小さいもの(細部)まで」という、「シ」の音の小の含みですかね。「昭和」の元々の由来は中国の四書五経の中から選ばれました。それは漢字の意味とは少し異なる。
「昭和」は四書五経からの引用で(国民の平和と世界各国の共存繁栄を願う)という意味の元号だそうな。(小和)とは正反対の意味です。同じ音の字で表すなら(正和)が四書五経に近い。
昭和・令和の「和」ワとは(まるくまとまった状態)で(やわらぎ)(なごやか)という意味。そして日本のことを「和」とも表現する。和服・和食・和牛。そう、日本=「和」ですよね。
「昭和」は四書五経の解釈とは別に(すみずみまで照らし出す日本)という意味も内在しています。日本は太平洋戦争の主役で被爆国になり、その後は急速復興して経済大国に成長しました。
昭和は良くも悪くも日本が目立っていた時代であると言えます。まさに(昭+日本)でした。そして次は(令+日本)の時代。これも万葉集の解釈とは別に(令+日本)で予想してみます。
「令」とは(おおいの下に集める)+(人のひざまずく姿)→「人々を集めて、神や君主の宣告を伝えるさまをあらわす」・・これが元々の象形文字から「令」の漢字になった経緯です。
「こうごうしい神のお告げ」が転じてA(長上のいいつけ)を表したり、B(清らか・美しい)という意味で使われています。Aの活用は勅令とか号令や辞令。Bは令嬢を一般的に使いますね。
従って「令和」の(令+日本)は(世界に宣告を伝える日本)(清らかで美しい日本)という意味が内在されていると言えます。うん、いいですね!なかなか秀逸な元号ではないでしょうか。
そして、もう一つの利点が「元号+018レイワ」で西暦に変換できることです。例えば2019年は令和1年です。2000+1+018→2019です。2000年代は今後981年続くのでずっと固定です。
西暦変換の手間の軽減を意図的に考えたのか、それとも、たまたまそうなったのか?真相は分からないけど、これって凄いメリットですよね。来年は2000+2+018で2020年。ホント簡単。
昭和も平成も西暦変換が面倒だったので、令和は歴史的に画期的な元号だと思います。こうイイ事ずくめだと次の元号選びは相当苦労するでしょうね。その時の総理や官房長官が可哀想だ。
このブログを書きながら解釈を進めていますが、改めて「令和」の素晴らしさを認識させられました。簡単ではありますが、切りがないので「令和」の検証はこのへんで終わりにします。
余談ですが、JOCの竹田会長が五輪招致の汚職疑惑で辞任しましたが、あの招致が決まった時の流行語が(おもてなし)でしたよね。それをイントネーションを変えて読んでみて下さい。
オ・モ・テ・ナ・シ→「表無シ」とも表現出来ます。あの五輪招致は(表なし→裏しかない)という解釈が出来なくもないです。完全なこじつけですが意外に説得力があるでしょう?
東京五輪は表向きに発表されているような招致活動で得られたものではなくて、賄賂や汚職でドロドロとした裏側で決まったものだよという暗示の示唆?会長辞任で信憑性が高いような・・。
色々な解釈が出来る日本語って面白いですね。「令和」・・皆さんはどのように解釈されますか?・・「令和」が平和で幸せな時間であることを祈りたいです。ではまた!
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