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屋上のアンテナが台風24号で倒れた~アンテナ再設置DIY

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2週間前の台風24号はもの凄い暴風だった。たぶん人生の中で最高の強風だったと思う。ニュースでは大きな木や電柱が倒れた映像も流れていた。自宅は特に被害はないと思ったのだが・・。

テレビを点けるとBSが映らない。強風でアンテナ向きが変わったのか?・・外に出てチェックしてみると、何と屋上にあるはずのBSアンテナが目の前に転がっているではないか!

焦って屋上に上がってみると、地デジアンテナも見事にすっ倒れていました。実は我が家は平坦な屋上である陸屋根なのに、鉄のポールに屋根馬という土台と針金で固定されていました。

屋根馬

屋根馬は勾配のある屋根に利用するものです。陸屋根(平坦な屋上)にアンテナを設置する場合は、土台を躯体にコンクリ等で一体化させます。ワイヤーで引っ張り固定なんかしません。

屋上へは専用階段はなくて2階から梯子をかけて上がります。普段は上がらない場所だから業者がテキトーなアンテナ工事をしたのに違いない。30年前の話だから文句は言えないですけどね。

実は過去にも1度倒れたことがあって、その時は業者に依頼して元に戻してもらいました。それにしても、ひっくり返ってソッポ向いてる状態にも関わらず普通に映っているから不思議です。

地デジアンテナは山梨県の方に向いていて、先端はほぼ垂直に地面に向いています。こんな状態で受信出来るのならアンテナマストを立てて高い位置に付けなくても大丈夫ということか?

下を向くアンテナ

この状態で映らないのはテレ玉とチバテレだけです。東京MXを含め東京のチャンネルは全て視聴可能。自宅は強電波地域には入っていないはず。改めて地上デジタルって凄いと思いました。

自宅から半径500m範囲の他のお宅のアンテナを調査したところ、20件に1件の割合で傾いていたり倒れていたり。アンテナが傾いているご近所さんに声をかけたらビックリしていました。

他の家のアンテナ1

普通にテレビが観れるのでアンテナの異変には気がつかなかったみたいですね。それで我が家もテレビが観れているので、アンテナがひっくり返ったまま2週間放置していました。

他の家のアンテナ2

しかし、このまま放置していたら(アンテナ本体に負荷がかかっているので)いつか壊れそうです。いや、間違いなく壊れますね。そこでどのように復帰させるかを考えてみました。

今さら元の屋根馬にマスト仕様に戻すのはあり得ない。どうやっても映るのなら陸屋根に直置きにするのも手です。でも直置きは固定方法が難しい。強風ですっ飛んで行ってしまいそうだ。

そこで思いついたのが「屋外用の物干し台」です。当初は重りのベースが付いた物干し台にする予定でしたが、ベースの面積が小さいので安定性に欠けそうな感じ。屋根馬と五十歩百歩です。

土台となる部分がしっかりしている物干し、という観点で物色を続けた結果(積水の物干し台)に目が止まる。この物干し台だと足元をブロック重りで固められる。これなら大丈夫かな。

採用した物干し台

とりあえず倒れたアンテナマストからアンテナを外して整理する。マストに付いていた一番大きなアンテナはアナログ放送用のVHFアンテナだ。最近はFMアンテナとして活用していた代物。

FMアンテナ

アンテナマストを測ったら4mの鉄の棒だった。かなり重いのに50cm位しか開かない屋根馬の足で支えられるわけがない。これでは倒れて当たり前だと改めて思った。

その荷重を支える役目のほとんどは、針金で引っ張ることだけであったようだ。これにアンテナが付いて頭でっかちになったら、尚更バランスが悪くなるのは当たり前だろうに。

マストと屋根馬

アンテナの解体は取付金具を外す。ナットとネジを緩めたりが主な作業。CRC556(潤滑剤)をスプレーしながらやったのだが、経年劣化のサビで折れたり壊れたり。年季を感じます。

サビサビの取付金具

試しに外したアンテナを屋上に直置きしてテレビを見てみると、想定通り東京のチャンネルは全て受信出来ていた。しかし受信レベルは東京MXは感度ギリギリでテレ玉は全く映らない。

屋上地面に置いたアンテナ

このまま床置放置してもいいけど東京MXが不安だ。何か障害物が出来たら映らなくなりそう。せっかく物干し台を買ったのだから、とりあえず組み立てて1~1.5m位高く設置してみます。

物干し台1

物干し台の足元は使わなくなったアルミホイールを重り代わりに利用した。小さい屋根馬の4本足に比べると見た目の安定感は遥かに上だ。物干し竿は元々家にあったものを使用。

アンテナ設置完成1

アンテナを取り付けて土台をブロックで補強します。物干し竿は四角形を維持するために必要ですが、既存の竿受けだと外れそうなので針金で固定しました。完成は大体イメージ通り。

上部アンテナ2台は使用中ですが、一番下のアンテナはもらい物の予備です。混合器は取付金具が破損したので、ブロックで挟んで簡易固定しておきました。格好悪くても映ればいいんです。

アンテナ完成2

この状態でのアンテナ感度ですが100がマックスで東京MXが60から80に上昇。テレ玉は映るようになり60。NHKは80だったのが90に。チバテレはアンテナの方向が違うので映りません。

神奈川のTVKはどうしても入らない。前の4mポールの最上部にアンテナを付けると何とか映った。この1.5mの高さでからでは無理。一応、地デジでも高くすれば感度が得られるようだ。

ちなみにテレビの説明では感度を最低「60」以上にして下さい、ということだから全て最低値をクリアすることが出来ました。床置よりも数値が良くなったのでやった意味はありました。

一方、BSアンテナですが取付金具ごと階下に落ちていました。BSアンテナについては台風翌日に元にあった場所に戻して、ちょっとだけ仰角度調整して早期に復帰させていました。

BSアンテナ

今回、アンテナ立ち上げ復帰にかかった費用は(積水樹脂ステンレス物干し台・大空)の代金6,102円。竿と重りに使ったブロックは家にあった物を使用。買ったとすれば2,000円位ですか。

これで管理人が死ぬまではアンテナの心配しないで大丈夫かな?最近は異常気象だから何が起きるか分からないか?竜巻に巻き込まれたらアウトだろうな。以上、アンテナ再設置DIYでした。

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