UA-94075729-1

霊山歩 ~マンネリズムの彼方へ

男のための中年期からの健康法・アンチエイジング・散歩・登山・家族・ミステリー・etc

Home » 健康 » 下痢の原因は「リンゴや蜂蜜」だった~過敏性腸症候群とFODMAP

下痢の原因は「リンゴや蜂蜜」だった~過敏性腸症候群とFODMAP

calendar

今日はずっと悩まされた「下痢便」についての話。綺麗な話ではないので抵抗のある方はスルーして下さい。・・管理人は幼少の頃から軟便系の体質。下痢腹痛には慣れている。

下腹が痛くなり突然の下痢に見舞われるのはよくあることだった。そんな時でも(出して)しまえば何事も無かったように痛みが消え平常に戻る。だからそれほど気にはしていなかった。

それで何となく放置していたのだが、ここ半年ほど前から毎日の排便の一部が下痢の感じが続いている。自宅ならすぐにトイレに行けるが、外出時にトイレに行きたくなった時は大騒ぎだ。

腹痛と漏れを気にしながらのトイレ探しはまさに地獄である。それでも月に数回なら気にならないのだが、最近は昼食後に必ず下腹が痛くなり下痢に。さすがに毎日だと無視はできない。

それで(昼食後に下痢)で調べてみると、管理人だけの症状ではないことが判明。原因は「過敏性腸症候群」らしい。ある糖質を摂ると下痢をしてしまうのが「過敏性腸症候群」の人だとか。

その悪さをする糖質とは「蜂蜜」「オリゴ糖」「リンゴ」等など。どれも(砂糖)のように有害ではなくて、善玉の糖でお腹に良いとされている食物だ。それが原因だったとはビックリ仰天。

蜂蜜・オリゴ糖

管理人は「砂糖摂取制限」を実行していて、最近は(砂糖)の代わりに「蜂蜜」や「オリゴ糖」を使っていたのだ。朝の紅茶には(健康のために)必ず入れていたのが「オリゴ糖」だった。

そして朝食にリンゴは欠かさなかった。「リンゴ」や「オリゴ糖」はお腹に良いというのは一般に周知されていることだ。砂糖に比べ血糖値も緩やかに上昇させるので、身体に優しいはず。

ところが「過敏性腸症候群」の人にとっては「リンゴ」や「オリゴ糖」も悪者だったようです。早速、試しに「リンゴ・蜂蜜・オリゴ糖」を封印したら、本当に軟便から開放されました。

ちなみに人口の15%位が「過敏性腸症候群」だとか。10人に1人以上が原因不明の腹痛と下痢に悩んでいるようです。「過敏性腸症候群」の人は(FODMAP)を過剰摂取すると下痢をする?

FODMAP(フォドマップ)とはfermentable(発酵性の)、oligosaccharides(オリゴ糖)、disaccharides(2糖類)、monosaccharides(単糖類)、and polyols(ポリオール)の略です。

それぞれの頭文字を取って「FODMAP」と言います。具体的には(オリゴ糖)→豆類、玉ねぎ・(2糖類)→牛乳、ヨーグルト・(単糖類)→スイカ、蜂蜜・(ポリオール)→リンゴ、梨等。

上記の具体例は一部の抜粋です。糖の仲間は通常(小腸で分解・吸収)されます。しかし小腸が(分解・吸収)をしにくい糖の仲間があります。それが「FODMAP」のグループです。

FODMAP一覧

高「FODMAP」の食物はまだ沢山あります。こうした糖を多く摂取すると「過敏性腸症候群」の人は小腸で糖が吸収されず、そのままの状態で大腸にまで到達してしまうことになります。

すると大腸は通常では来るはずのない成分が来たことで混乱状態になってしまい、「水を出して便を柔らかくして」下痢の症状を発生させるのです。これが下痢のメカニズムでした。

「FODMAP」を食しての腹痛や下痢の発症は個人差があるようです。「FODMAP」の一部の食物だけに反応したり、少量ならば問題ない人もいます。管理人は結構シビアに反応してしまう。

そんな体質にも関わらず、リンゴは体やお腹に良いということをずっと信じていた。風邪で寝込むと母がリンゴを剥いてくれたのを思い出す。大昔からリンゴは体に良いとされていました。

リンゴ

そう、誰でもリンゴは良いと思っていました。お腹を壊したり病気になるとリンゴを食べたものです。管理人は健康維持のことを考えて、20年ほど前から朝食にリンゴは欠かさなかった。

そのリンゴが腹痛と下痢を引き起こしていたとは、何だかわけが分からない気分です。この歳(62歳)になるまでリンゴを薬だと信じていたのが、自分にとっては毒を食らってたわけです。

これを知った時は正直言って、かなりのカルチャーショックでしたね。学生時代の朝礼の最中に頻繁にお腹の調子が悪くなり、その場に立っていられなくなったり退場したりが何回かあった。

朝礼

体育の授業中に急激な腹痛に襲われてヤバイ時もあった。昭和30~40年代は気合とか根性重視の時代。男は質実剛健が好まれたので、軟弱者として馬鹿にされたのは言うまでもありません。

そんな恥ずかしい思いをさせられたことは、忘れることの出来ないトラウマ。でも当時は「過敏性腸症候群」や「FODMAP」は、まだ発見されていなから軟弱者のレッテルは必定でしたね。

事実を知った上で当時を思い出すと、腹立たしさしかないです。日中の突然の腹痛と下痢もしかりです。トイレを探す時間に用を足す時間、そして痛みと闘う時間を返してもらいたいですよ。

とにかく、お腹の不調は「FODMAP」摂取が原因だったわけです。・・もっと早くに分かっていれば、人生が別物になっていたと言っても過言ではないです。どんだけ下痢に邪魔されたか!

あの試験の最中に腹痛を我慢しなければ、試験に集中出来ていれば合格点が取れたかも!そうしたら別の人生になっていたかな?・・なんていうことを考えたら、切りがなく沢山出てきます。

「FODMAP」が分かっていたら、試験前やイベントやスポーツの前では絶対に摂取しなかったでしょうね。下痢してもいいと思った時に、思う存分食べたいものを食べたと思います。

まぁ、今さら悔やんでも過去は戻って来ないので、愚痴はこの程度で止めておきましょう。・・参考までに管理人に下痢を引き起こす(現在判明している)食材を紹介しておきます。

→(リンゴ・梨・スイカ・蜂蜜・てんさいオリゴ糖・牛乳・チーズ)はダメです。牛乳なんかは合わない人が多いようで、「FODMAP」が騒がれる前から問題視されていましたよね。

牛乳

紅茶に蜂蜜やオリゴ糖を入れて飲むと、数時間後には必ず(100%)下痢でしたね。それを半年ほど前から毎朝やっていたので、無知とは恐ろしいものだと痛感しています。

ダメなものは、どれもこれも管理人の好きなものばかりです。出されると美味しく食べてしまいます。高「FODMAP」指定の麺類やキノコなんて大好きなので、非常に残念な気分です。

麺類で高「FODMAP」はラーメン・ソーメン・うどん。蕎麦は低「FODMAP」でセーフだった。一番よく食べるのが蕎麦だったので良かったが、ラーメンも好きなので我慢できるか微妙。

まだ麺類の検証は済んでいないけど、ダメだったとしても下痢を覚悟で食べるだろうな。・・読者の皆さんの中に下痢に悩む人がいるなら、高「FODMAP」の食材を疑ってみて下さい。

原因が分かれば対策が出来ますからね。・・管理人も今度ハイキングに出かける時は、前日から高「FODMAP」の食物は避けますよ。ハイキング中に何度行きたくなったことか?

山のトイレ

ハイキング(登山)だとトイレが無い場所が多いので、急な腹痛からの下痢には本当に困ります。我慢出来ない時は木陰や岩陰に隠れてやるしかない。最悪ですよ!・・それではまた。

←食物・前の記事   食物・次の記事→

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

folder ハイキング

4年ぶりの天覧山~多峯主山/吾妻峡・ドレミファ橋
釜伏山~皇鈴山/日本水(やまとみず)と釜山神社
富士山(埼玉県日高市)ふじやま~奥武蔵のなんちゃって富士山?
破風山(埼玉県)~秩父華厳の滝~天空の楽校
国師ヶ岳~北奥千丈岳/大弛峠から1時間で標高2,600mへ
堂平山・笠山縦走~車で行ける大眺望360度のお手軽な山
more...