便器に常に水が流れるようになってしまった。主な原因は(ロータンク用フロートバルブ)が古くなってチョロチョロ流れるパターン。以前もフロートバルブを交換して改善した経験がある。
何だかんだ気忙しい毎日だったので放置していたら、ここにきてチョロチョロから常時ジョロジョロとなって流れ方が酷くなってきた。仕方ないのでAmazonでフロートバルブを購入する。
TOTO純正なのに価格が451円と格安だ。こんなに安いのならもっと早く手配すれば良かったと後悔した。水漏れ放置の水道料金のほうが遥かに高いだろうと思う。あ~、馬鹿バカだ。
TOTO製の(ロータンク用フロートバルブ)は2種類あるので、必ず適合機種と品番を確認して購入して下さい。(ロータンク用フロートバルブ)の交換作業は工具不要で簡単です。
ロータンクの止水栓を閉める時だけ(マイナスドライバー)か(10円玉)が必要。止水栓が固くなっていると10円玉では動かない。止水栓が簡単に動かないのが一番厄介です。
止水栓を10年以上動かしてない場合は(マイナスドライバー)の力技になります。CRC556なんかも有効。閉めようとしても動かない場合は、一旦逆回しで動かしてやると上手くいくかも。
前職はアパート・マンションの管理が主な仕事だったが、トイレの不具合点検で止水栓を閉める作業も多かった。その中で超固い止水栓もあって悪戦苦闘したことが結構ありましたよ。
そんな時は止水栓に対して柔道の極意の「押さば引け」「引かば押せ」をやるしかない。最近では恋愛の極意になっているようで(押せば引け)(引けば押せ)という使い方をするらしい。
う~ん、柔道じゃなくて恋愛の極意?昔の恋愛は(押しの一手)で相手の反応を観て判断したような。押したり引いたりしたら判断が難しいような気がする。おっと、脱線のし過ぎだ。
我が家のトイレ止水栓も時計回りに閉めようとしても動かないので、556を吹き付けて逆の反時計回りに回す。すると少し動く。少しでも動けば当たりがついて左右に動くようになります。
止水栓を閉めてロータンクへの給水を止めたら下準備は完了。ロータンクの蓋を開けて手作業で「フロートバルブ」を交換します。既存の物と交換するだけだから作業は簡単ですよ。
交換して「もう大丈夫だろう」と思って様子を見ると、全くと行っていいほどに改善していない。どうやら原因は違うところにあるような感じ。ここから先は正直なところ未知の世界だ。
そこで色々とググって調べると「ボールタップ用バルブ」の劣化が原因ではないかと疑う。再度AmazonでTHY584ボールタップ用バルブを購入。これもTOTO純正で392円と格安だった。
我が家のロータンクは少数派だったので品番THY584だったが、多数派はTHY584-1という品番になるのでお間違えないように。ちゃんと適合機種と品番を確認して購入して下さいね。
この「ボールタップ用バルブ」の交換はちょっと面倒です。TOTOのやり方だとレンチやモンキーを使って金具を本体を外しての作業となっている。管理人は横着してそのままの状態で交換。
使った道具はラジオペンチだけです。蝶ネジをラジオペンチで緩めて外します。するとバルブの固定が解除されるので新しいバルブと差し替えます。そして元に戻して蝶ネジを閉めます。
金具本体を外さない場合は狭い空間での作業となりますが、集中してゆっくりやれば問題なく交換出来ます。「ボールタップ用バルブ」を交換したら水漏れはピタリと止まりました。
なるほど、原因は「ボールタップ用バルブ」でした。(フロートバルブ)は10年に1回は交換しているけど「ボールタップ用バルブ」初めてです。築30年だから30年使ったということだ。
新しいバルブはプラスチック製ですが、外したバルブは真鍮製の高級感のある立派なものでした。捨てるのに忍びないのでまだ手元にあります。と言っても捨てるしかないのだろうけどね。
ということで、ロータンクから便器へのチョロチョロは(フロートバルブ)(ボールタップ用バルブ)両方換えても1000円以下で直せます。皆さんも挑戦してみてはどうでしょうか。
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