管理人は今年一杯で現在の仕事を退職する予定。対外的には(定年だから)という理由にしているが、正確には勤務先事務所を閉鎖するので仕方ないのだ。
そこで次の進路をどうするか思案中です。60歳を過ぎての転職はアルバイトみたいな仕事しかないのが現実。そして何故か同じ仕事で同じ内容でも若者に比べ報酬が減る傾向にある。
定年退職した人が年金支給されるまでの腰掛として(足元を見たような)求人ばかりが目に付く。時給1000円とか月給15万円とか話にならないような募集広告。働く気が失せますよ。
そのような求人ばかりなのは後述する「高年齢雇用継続基本給付金」のせいかも知れない。所謂、転職で安くなった給与に国がお金を少々上乗せしてくれる制度です。本当に少々ですが。
管理人は不安定な仕事の連続の人生だったので年金もかけなかった時期もあって年金支給額も期待出来ない。今の職場も退職金など全くない、というか会社にそんなお金はない。
ということで、ざっくりと近未来のことを考えてみた。会社都合で退職して勤務10年以上で60歳以上だから失業保険は210日(約7ヶ月間)もらえそうだ。
ところが失業保険給付金の金額が恐ろしく低くなっている。昔の感覚だと給与の70%もらえるはずなんだけど、調べると50%程度以下に下げられていた。
上限でも日当(6,687円)だった。月収100万円の給与を得ていた人も日当上限の(6,687円)しかもらえない。これだと月20万円位しかもらえないことになる。
ちなみに年収550万円位までは条件は同じで(6,687円)。正確な算定は直近の6ヶ月の給与の額です。年収550万なら直近半年が275万の収入が算定基準に。
退職前の収入に忠実に比例していないので低収入の人に有利になるようなシステムだ。管理人の場合は日当5,000円位の算定かも。月15万円程度の失業保険給付になりそうだ。
失業中で月収15万円で生活できるのか微妙だ。職業訓練校に入学すると在校中は失業保険がもらえる。給付期間が1/3以上残っている状態で入学すれば卒業まで給付延長される。
良い仕事があれば仕事に就くと「再就職手当て」というのがもらえる。給付期間が2/3以上残っていると残額×70%でそれ以外は残額×60%の支給。再就職手当は良さそうなシステムだ。
210日の給付期間のうち1ヵ月(30日)で就職したら210日-30日=180日。その180日分の給付金相当額の70%が一括でもらえる。失業保険よりも短期で一括でもらえる。
計算は失業給付金が基本ではなくて「給付金相当額が基本」で60歳以下は(5,805円)で60~65歳までが(4,707円)と一律に決まっている。年寄りには厳しい基準だ。
管理人が退職して30日間失業保険をもらって就職したら、4,707円×180日×70%=593,082円もらえるということ。失業保険をだらだらと15万円ずつもらうよりも良さそう。
給付総額で見た場合は7ヶ月かけて失業保険をもらったほうが得だけど、15万円だけだと赤字生活になるので長く続けるとジリ貧になる。再就職して普通に給与をもらったほうが生活は楽だ。
さらに「再就職手当」も上乗せされるので、早期再就職というのが一番お得な選択肢。この他に「就業手当」と「高年齢雇用継続基本給付金」というのもあります。
どちらも失業保険給付や再就職手当に比べると地味に給付額が低いですね。給付額が低いからあまり話題にならないような気がするし、失業保険や再就職手当とセットではもらえないそうな。
「高年齢雇用継続基本給付金」は新らしい仕事の給与が退職前に比べ75%以下の場合、60歳~65歳まで差額を少し補填してくれるという制度。これは知らなかった。
例えば月に30万円もらってた人が20万円しかもらえない場合は66.6%に下がったということ。上記表だと支給率8.35%×20万円=16,700円が支給額。
「高年齢雇用継続基本給付金」はそれほど多くは支給されませんが、65歳まで給付されるというロングなのでメリットはあります。年間10万円以上はお得になりそうな制度。
でも「高年齢雇用継続基本給付金」は先程話したけど「失業保険」「再就職手当て」を受給するともらえない。結局は使えない制度のような気がする。失業保険申請したらもらえない。
さて、どうするか?ギリギリの失業給付金で訓練校に通って時間稼ぎをするか、ソッコー再就職して約60万円もらうか。「高年齢雇用継続基本給付金」で4年間補填してもらうか。
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