駐車場からしばらくは1本道です。森林館で左のルートが大滝の道(森林セラピーロード)という名前のハイキングコース。時計回りコースの場合はここから入ります。
三頭大滝まではウッドチップが敷かれた傾斜の緩い道を進むことになります。今回は森林館から真っ直ぐルートで鞘口峠を目指します。最初から結構な勾配の道を登って行きます。
森林館から15分ほど歩くとベンチのある休憩所があります。そこに温度計があって見て見ると(2度)でした。重ね着しているので寒い感じはしないけど気温は低いようです。
歩いていると暑いのでアウターを1枚脱いで、小腹空いたのでおせんべい1枚食べて水分補給して再スタート。間もなく分岐の指標があり右行くと御前山8kmだと。自分には無理だ。
当たり前ですが左の三頭山1.5km方向へ進みます。一瞬(奥多摩湖)が木々の間から見えますが、このあたりは眺望のない山道が続きます。冬枯れ期じゃないと奥多摩湖も見えないかな。
静かな山道を黙々と進みます。駐車場にたくさんの登山者がいたのに誰もいません。他の人たちは時計回りコースにしたのか、又は三頭山を目指さない全く別のハイキングなのかは不明です。
自然の息吹を満喫しながらの歩きに他の人たちは不要。他人の会話や雑音は無い方がいい。熊は恐いけど。なんてことを考えながら登っていると、前方に(見晴らし小屋)が見えてきました。
富士山が見れるかな?と期待したのですが、(見晴らし小屋)と言っても見晴しが良いのは東方向の一部だけでした。特徴的なピラミダルなピークが「大岳山」だと認識させてくれます。
ここから先は所々で東側の展望が開けてきます。大岳山や御前山がよく見えます。相変わらず西側は厳しい。富士山はまだその姿を見せないし、他の山々も隠れたまま。先を急ごう。
先ずは「三頭山」の東峰1527.5mに到着。枯れ木の間から雪化粧した完璧な富士山が見える。しかし基本的には木々に囲まれていて眺望が良くない。記念撮影だけして次の中央峰へ移動。
中央峰1531mも木々に囲まれた峰だ。東峰も中央峰も人がいない。空いているのでランチタイムにしようか迷ったが、富士山の撮影を優先して絶景が待つ西峰へ移動。約10分の距離だ。
いよいよメインの西峰1524.5mに到着。そこには最高の富士山の姿がありました。富士山方向は完全に伐採されていて、他の方向も開けて眺望が得られるようにそこそこ伐採されています。
今まで見れなかった東京の最高峰の雲取山(写真左のピーク)も出現。こういう景色を拝めると登った甲斐があります。そこそこ混んでいますがここでランチタイムにしましょう。
そのランチタイムでアクシデントが発生。愛用のガソリンコンロのpeak1の機嫌がよろしくない。お湯を沸かしている途中でポンピング(加圧)が出来なくなった。もしかして燃焼不能か。
ガ~ン!お湯が沸かせない。せっかくのランチタイムが、楽しみにしていたホットコーヒーがない。これはかなり凹みましたね。美味しいランチをいただくのが楽しみの登山ですからね。
中途半端に沸いたお湯をカップ麺に入れて様子を見る。完全に沸騰していない暖かい程度のお湯だから、3分経っても麺が固いままだ。仕方ないので固い麺のままで食べることに。
はっきり言って美味くない。せっかくの絶景のオカズが台無しでしたよ。トホホです。ガソリンコンロはこんなトラブルもあるので、皆さんはガスコンロにしたほうが無難ですよ。
そんなわけでコーヒーもなし。おにぎり二つを食べて味気ないランチが終了。カミさんに怒られたのはいうまでもありません。「ガソリンなんてやめてガスにして頂戴」なんて言われて。
頂上を後にする頃には富士山は雲に隠れて見えなくなっていました。先を急いで正解でしたね。気を取り直して帰りの下りスタートです。次の目的地は観光地化した三頭大滝です。
三頭大滝までの下り道は一般的な山道ですが、その先はウッドチップが敷かれた快適な道に様変わりします。適度なクッションが足腰に優しいイメージ。歩きやすいです。
この道が(森林セラピーロード)ということですね。確かに一般の観光客でも大丈夫な道だ。ここから駐車場まで戻って今回のミッションは終了です。お疲れさまでした。
これで2度目の(都民の森)(三頭山)ですが、いい雰囲気の場所であることを再確認しました。ここも何度でも来たくなる気持ちの良い所。こうなると開発云々なんて関係ないです。
開発する前はもっと良かったのかも知れないけど、今は今でとても良い場所であることも事実。(都民の森)(三頭山)、皆さんにお勧めします。
これから「山のふるさと村」に移動して一泊します。もう少し奥多摩を堪能しますね。
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