安達太良山ロープウェイ山頂駅から先の続きです。山頂駅は標高約1,300mなので山頂までの標高差は400mしかありません。上りが嫌いな管理人には有難い。ロープウェイ様様です。
これからの行程は(山頂駅→薬師岳→安達太良山→牛ノ背(経由)峰の辻→くろがね小屋→山麓ロープウェイ駐車場)のコースタイム約4時間の旅です。山頂駅から5分で薬師岳展望台です。
(この上の空が本当の空です)と書かれた不思議な標識柱あります。詩人(高村光太郎)の妻の(智恵子)が東京の空に比べてこの場所の青空が綺麗だったことから囁いた言葉だそうな。
この薬師岳付近はまだ色付いてないが山頂方向の中腹を見上げると鮮やかに紅葉しているのが見える。そして、ここから見る安達太良山の姿はまさに愛称の(乳首山)であった。
さらに30分ほど歩くといよいよ紅葉のど真ん中に突入。凄い、こんな紅葉は見たことがない!ちょうどガスが出てきたので写真では映えないが、肉眼のほうがもっと綺麗な感じです。
山頂の乳首方向に向かってのワンショット。この画がよくテレビなんかで流れてますね。これが見たくて来たので感動です。10日後位の最盛期だともう一段色が濃くなるようです。
京都の紅葉も綺麗ですが紅葉する木の種類が違うようです。京都は高い木が紅葉して見上げる感じですが、この山の紅葉する植物は背が低いです。人の高さと比較するとよく分かります。
管理人は植物に詳しくはないのですが(ミズナラ・ブナ・イタヤカエデ・ナナカマド)という種類が紅葉しているそうです。それにしても何度も言いますが素晴らしいの一言です。
紅葉帯は8合目付近の範囲までで山頂に近づくにつれてハイマツに岩がゴロゴロとした道になり、このへんからガラリと印象が変わって観光から登山に移行した感じになります。
頂上は狭いので順番もあって写真撮影は自由にはなりません。とりあえず山頂の祠の写真を載せておきます。遠くに見える中心の白い部分がこれから見に行く噴火口。
まだ歩き始めて1時間半程度なのでお昼休憩にはまだ早い。ということで、もう一つの楽しみの(噴火口)を見に行くことに。山頂~牛ノ背は緑もなく火星のような砂漠のような感じ。
山頂から15分位で噴火口のビュースポットに到着。ここからの景色も見たことのない迫力で圧倒されてしまいました。紅葉に匹敵するくらいの絶景だ。でも風が強い。この場所は風表か。
紅葉帯の東側は無風でしたが西側に面している尾根は風が強く吹いている。特にこの火口を見下ろす付近は強風で危ない。ソッコーで記念撮影してここを離れることにした。
ここからは下り基調の感じの道で(くろがね小屋)へ。途中には紅葉帯もあったがやはり登り口からの紅葉のほうが綺麗だ。たぶん10日後にはこちらも良くなりそうな気配だ。
(くろがね小屋)付近で紅葉を観ながらランチ休憩をして、その後はのんびりと下ってスタート地点に戻りました。ちなみに(くろがね小屋)という名前なのに青い鐘でした。
その下りの途中で(あだたら渓谷自然遊歩道)という案内看板がありました。安達太良山は紅葉だけでなくて他にも色々と観光スポットがあるようですね。また来たくなるなぁ。
以上で「安達太良山」ハイキングのレポートは終了です。「安達太良山」は女性的な紅葉に男性的な尾根と噴火口があり、対照的な魅力を兼ね備えた素晴らしい山でした。
以前記事にした「吾妻小富士・吾妻山・浄土平」の時に福島の山のファンになったと書きましたが、それは今回も期待通りで本当に良かったですね。それ以上の言葉はないです。
この安達太良山の紅葉はそろそろシーズンに突入すると思われます。ロープウェイ山頂駅から20~30分も歩けば絶景に入れるので、観光目的でも何とか見に行ける範囲にあります。
紅葉を見に行くなら「安達太良山」はおススメ!一度は行ってみては如何でしょうか。
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