「川苔山」(かわのりやま)標高1,363mです。
海苔に似た淡水産の緑藻を産する川苔谷から山名になったというのが正しい説らしいですが、バス亭や橋の名前は「川乗橋」という表記でグーグルマップでも「川乗山」となっています。
現地は何故かその2つの名前で紹介されていて、周辺案内図の看板は「川苔山」なのにルートの方向表示板は「川乗山」と一貫性のない表記が気になった。
川苔山は多くのルートがありますが、今回は一番の最短ルートだと思われる大丹波川に沿った林道から入るルートから頂上を目指すことにしました。
青梅街道から川井駅の先を右折して中茶屋~奥茶屋方面に車を走らせる。このルート上の奥茶屋からは「棒の折山」への最短コースの登山道があります。
奥茶屋を過ぎてさらに進むとヘリポートがあり、その先間もなく未舗装道路となって数分で登山道入口に到着。そこに車を停めて出発します。
登山道入口は駐車場はなくて数台の駐車スペースという感じです。この場所にはトイレも登山届提出の設備もありません。そしてこの頂上までの往復ルートにトイレはありません。
登山道入口から一旦沢まで下ります。その後は1時間ほど沢に沿って歩きます。時々沢を渡りますが木の橋があるので水に濡れる心配はありません。
このコースは眺望はありませんが渓谷が美しく新緑も爽やかでした。ゴールデンウイーク連休にも関わらず登山者は数名しかいないという静かな穴場的なコースです。
途中にワサビ栽培園(無人)があったり小さな滝があったりと、森林の中の歩きですが変化に富んでいて飽きません。獅子口小屋跡までは比較的勾配はゆるい登りです。
沢の流れる水の音と小鳥たちのさえずりに囲まれて癒しを感じながら黙々と歩きます。登山口から約1時間半位で獅子口小屋跡に到着。
この獅子口小屋跡は小屋跡という名前だけで建物も残骸もありません。建物が建っていた場所の平らな地面が残っているだけです。
残念に思ったのは、この付近にガラス瓶の不法投棄が目立ったことです。たぶん100本以上ありそうなので小屋を閉めた時のゴミかなと推測します。
ここから大丹波川ともお別れして、いよいよ本格的な上りに突入です。
・・話の続きは「川苔山」②へ。
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