「甘利山」(あまりやま)標高1,731m、山梨百名山の一つで南アルプス鳳凰三山前衛の山。
戦国時代にこの山の麓に住んでいた甘利虎泰という武将の甘利氏が名前の由来らしい。
レンゲつつじの群生地で有名で6月の梅雨時に最盛期を迎えるので、今しか観れない絶景を求めて車で向かうことに。
甘利山は富士山や八ヶ岳の絶好の展望台でもあるので、空気の澄んだ午前中の早い時間に登頂するために早朝5時前に出発。
大昔の高校時代に広河原から鳳凰三山に入り先頭星山~甘利山まで縦走したことがある。今回はその逆の甘利山~先頭星山までのハイキングの予定。
梅雨時とは言っても土曜日の朝の中央自動車道はそこそこの交通量だ。渋滞こそないが車が多く時速7~80km程度でしか流れていない。
すると下りの府中付近を右車線を走行中に前方車両全車が一斉にフル急ブレーキ。こちらも急ブレーキするが前車にギリギリまで近づいて何とか衝突は回避して停車する。
この時は右側車線は一時的に停車状態になっていた。「ふぅ、何とか止まったぞ。危なかったなぁ」と一息ついた瞬間、後ろからゴッツンと軽い衝撃がきて・・。
後ろから追突されてしまった。正確に言うと直後の車は止まっていたのだが、その後ろの車(2台後ろの車)が止まりきれずに追突して、その反動で直後の車が動いてこちらに衝突。
要するに3台の玉突き事故の先頭車両となったわけ。管理人の車は右バンパーが凹んだ程度だったが、直後の車はサンドイッチになったので走行不能の被害だ。
原因は三番目の車が前方不注意だったのか下手だったのか、ブレーキを踏み遅れたというかブレーキが甘かったということ。
真ん中の車(直後の黒い車)はこれから仕事だったようで6人も乗っていて、そのうちの何人かは衝突のショックをモロに受けて具合が悪そうな感じ。
こうなると警察の現場検証が終わるまで身動きが出来ない。せっかくの早起きハイキングが台無しだ。身体の方は管理人も同乗者のカミさんもそれほどダメージはない。
とりあえず警察が来る前に氏名・住所・連絡先の交換を済ませて、後ろの車の人たちと雑談して警察を待つ。管理人は交通事故は被害者も加害者も経験があるので落ち着いたものだ。
この場合は三番目の車が全責任を負うことになるので、三番目の車の保険で修理費用や医療費が補償される。三番目の車は幸いに任意保険を加入していたので安心だ。
たぶん明日以降に加害者の保険会社から連絡がきて補償の話になるはず。約20分位待っただろうか。警察が到着して高速道路上での現場検証が始まる。
路上での立会は危険なので専用の黄色のジャケットを与えられ着用しての作業。ネクスコ職員や警察官でもないのに高速道路上に立っていられるのは貴重な体験。
と言っても悠長なことを考えている場合じゃない。これから甘利山に行くことが目的なのだ。
こちらは車も走れる状態だし身体も痛みの自覚症状はないので、不謹慎だとは思うがソッコーで終わらせて山に向かいたい気持ちで一杯だ。
自分たちは停車中のもらい事故であるので100%過失ないはず。それを踏まえて「申し訳ないですが用事があって出発したいので迅速に処理して下さい」と警察官にお願いをする。
すると、意外にも快諾してもらえて車検証と免許証の提示と簡単な状況説明だけで先に解放された。それでも1時間以上のロスで当然道も混み始めてきている。
ということで、早起き出発したのに甘利山の駐車場に着いたのは9時過ぎになってしまいました。予定よりも2時間遅れだ。案の定、ガス雲がモワーっと・・。
続きはまた次回に。
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